コンコン、していい?

私から回った風邪が太郎に行き着いた話は書いたが。

実はあれからずっとげっほんげっほんと咳をしていた太郎。
その咳がちょっと気になりながらも、なかなか重い腰が上がらず病院には連れて行ってはいなかったが、色々ありどうしても連れて行かねばならない状況になった。

そうなれば仕方がない。
腹を括って連れて行く。
腹を括らねば連れて行けない、大変だから(¯∇¯٥)

通院好きの太郎は病院と聞いて嬉しくて仕方ないようだ。
そして病院に居る警備員のおっちゃんを見て自分で盛り上がりすぎて叫び、泣き始めた。それもまぁいつものことでもあるが。
毎度毎度、なんでやねん(ㅍ_ㅍ)

しばらくして落ち着くと、どこかで呼び出し受信機が鳴る度に
《次、たっくん?》
と聞いてくる。
そして
《ちゅっくん(採血)する?》
《あーん(喉を診る)とポンポン(聴診器)する?》
と矢継ぎ早の質問だ。

そんなことを話しながら呼ばれるのを待っていた。

するといきなり

《コンコン、していい?》

と太郎が言った。
コンコンて?咳?と聞き返したが、太郎は《ちゃう!コンコン!》と言い張る。

結局そのコンコンはノックなのだと判明し、
《じゃあ呼ばれたら太郎がコンコンしてや。太郎に頼むわ》
と言うとニコニコしながら
《わかった!》
と答えた。

いざ呼び出し受信機が鳴り診察室のドアの前に連れて行くと、太郎は躊躇いなくドアをノックした。



ただそれだけの事だ。


ただそれだけの事なのだが。



太郎は何時ノックすることを覚えたのだろう。
間違いなく家ではない。
学校で校長先生に会いに連れて行って貰った時かな。
それともデイでそんな場面があったのだろうか。

きっと大人が気にもかけないところで気にもかけない事を見て、そして吸収してくるのだと思う。
そしてここぞという場面でそれを思い出して自分でやってみる。


すごいな、ノックが出来た。

すごいな、太郎。






# by ganbaru-okan | 2018-12-04 09:45 | 思春期との闘い | Comments(4)

本当に凄い、色々と。

自分にとっての苦手なタイプの人って、いるよね。
それは皆それぞれ違うとは思うけれど。

私にとっての苦手なタイプは
《見た目からして神経質そうな人》
がまず挙げられる。
イメージ的にはニコリともせず眉間に皺を寄せ、目付きも険しくとにかくもう全身から《私、神経質なのっ》と分かるタイプの人。一昔前のアニメのPTAに出てくる細い眼鏡かけた人みたいなイメージ。
そんな人いる?と思われたあなた!
いるのだよ、本当に。
出会っていないあなたは幸せだと思う。

このタイプの人とは過去に上手く付き合えたためしがない。と言うよりも、上手く付き合おうとも思えなかった。
過去に出会ったこのタイプの人は花子の同級生のお母さん方だったのだが。
キャンキャン言うのだ、文句を。そして相手が引き下がると何とも言えない意地悪な顔でニヤリと笑う。
そのニヤリが本当に苦手というか、嫌いだ。

そもそもこのタイプの人は私には寄ってこない。本能的にお互いがお互いを避けるのか。良くできているなとは思う。



前にも書いたが、最近ちょっと進路が気になり始めた花子。
本人なりに考えてはいるようだが如何せん花子にとっての高校生活は空想の世界でしかない。
花子のタイプは空想の中であれやこれやと考えるより一度高校の空気を目の当たりにしてから先々の自分のことを考えさせた方がいいなとずっと思っていた。

で。
行ってきたのだ。オープンキャンパス。

オープンキャンパスといえば私立な訳だが、その学校にちょっと興味のある花子は見るもの聞くもの全てに目をキラキラさせていた。
帰りに《めっちゃ楽しかった~(*˙˘˙)♡》と言ったその気持ちに嘘はないようだ。
良かった。
疲れた身体を引きずって行った甲斐があるってもんだ。

余談だが私自身は公立校を卒業しているし、何なら太郎も公立だし、私自身私立校をじっくり見るのは初めてだった。

いやー、凄いな。私立。
設備の面でもさすがだなぁと思う。
だからこその私立なのだが。


話を戻す。

オープンキャンパスには沢山の母子の姿があった。
勿論中心は中3である。そこに居ると言うことは、来年の受験をその学校に決めている生徒ばかりなのだろう。
なので付き添いの母も自ずと真剣さが増しているようだった。

ある設備の話になり、来年度からそれを導入しますと案内の教員が説明したその瞬間

《それ、貸し出しですか?買い取りですか?》

と半ば教員を責める口調で大声で質問したお母さんが居た。
教員は《まだ決定しておりません》と言う。

その声に被せるように、隣に居る我が子に向かって
《買い取りやったら10万くらいするやん!あんなん高いのに!》
と言っている声が響く。
隣に居る子供は何とも言えない表情だった。そりゃそうだろう。見ず知らずの人達の前で母親のその言葉は恥ずかしかっただろうと思う。

いや確かに高いよね。
入学金から始まり学費の話を散々聞いた後だったから気持ちはわかる。
私も心の中で学費の計算をしておののいた。もし花子がここに来たいと言ったら旦那をマグロ漁船に売り飛ばすしかないなと思っていた。売れるかどうかは別にして。
だから確かに高いんだけどさ。

でもそれ、心の中で言えば良くない?

そのお母さんはまさしく私の苦手なタイプだった。
もう全身から《神経質ですオーラ》が漂い、案内中一度もニコリともしなかった(ずっと観察してた、私。)

もしかしたらそのお母さんはお子さんがその学校を受験することに反対されているのかもしれない。
もしかしたらもっと違う道に進んで欲しいのかもしれない。
もしかしたら私立なんて行って欲しくはないのかもしれない。
その背景はわからないが。

その後の案内中もずっと我が子に向かって吐き捨てるような言葉を言い続けていた。
耳に入るその言葉を聞きながら、そこまで言うなら一緒来なきゃいいし、何とかして我が子を説得して他を受験させればいいじゃん、と思った。
その人の言動が非常に周りを不快にさせるからだ。
他の保護者も怪訝な顔をしていたし。
何より可哀想なのは、そのお子さんだったよ。多感な時期に本当に可哀想に。


いやー、苦手だわぁ(ㅍ_ㅍ)
いや、だからどうしたなんだけども。


何だかんだありながらも、花子にとっては本当に良い機会だった。
自分がどうしたいのか、今までより現実的に具体的に考え始めた。
それこそが私の目的だったから万々歳である。

それにしても途中で学校の職員の方が声をかけてこられた時に
《まだ二年生なんです》
と言うと
《あらぁ~♡早くからありがとうございますぅ♡是非ともよろしくお願い致しますぅ♡》

と言われた。

私立って、本当に凄い。色々と。























# by ganbaru-okan | 2018-12-02 13:25 | 花子のこと | Comments(6)

感謝するんだぞっ(ㅍ_ㅍ)

ここ数日の太郎は朝からご機嫌である。
太郎がご機嫌だと全てのことがスムーズに運ぶので本当に助かる。特に朝は。

ただ、彼をご機嫌にしておく為に私は彼のリクエストに応えて替え歌を歌いまくっている。
替え歌を歌いまくりながら彼の洗面や更衣を済ませるのだ。
一生懸命歌うよ、私。
そりゃもう素晴らしい光景だ。
神業だと思う、自分では。

それにしても世の中広しとはいえ、息子の学校の校歌を瞬時に替え歌に出来るのは私ぐらいだろう。
自分に酔いしれるわ(*˙˘˙)♡

今朝も替え歌三昧だった。
途中で太郎が
《花子ちゃんっ!応援してっ!》
と言うも、登校前で忙しい花子はスルーだ。
なので私が
《お兄ちゃんっ!応援するわっ!私、花子よっ!》
と言ってやる。
太郎は大喜び、それを聞いた花子は
《そもそも花子は一人称、私ちゃうから。ほんでお兄ちゃんって言わへんしな》
と半笑いで着替えている。

それにも負けず、ずっと
《お兄ちゃんっ!頑張って!応援するわっ!私は花子よっ!》
とちょっと高い声で言い続けてやる。
太郎はもう大喜びだった。

そして太郎から
《お兄ちゃん(っ)言って!》
とリクエストだ。
そう言えばお兄ちゃんて呼ばれないもんな、太郎は。
新鮮だったのか。

私の声を聞きながら旦那も花子も、当の太郎も大笑いの朝だった。
本当に母の努力、素晴らしくないか?


ただ、ずっと歌いまくり喋りすぎて旦那に持たせるお茶やら何やらの準備がすっぽ抜けていた(ŎдŎ;)
おまけに無事に通学バスのバス停に着いた時に太郎の荷物を積み忘れたことにも気付き、慌てて取りに帰ったりもした。

太郎が大笑いしていたことで気持ちが満足してしまった証だな(¯∇¯٥)
何やってんだ、私(¯∇¯٥)

で。
話は戻り、昨夜のこと。
最大の山場の数学のテストを控えた花子に
《花子、最後の手段や。もうこれしかない》
と花子の枕の下に数学の教科書を差し込んだ。
花子は驚き
《何なんっ?!》
と言う。


《じゃじゃーんっ!睡眠学習~っ!(๑˃́ꇴ˂̀๑)》
(ドラえもんの声で:笑)


と言うと大笑いされたが。

今朝、着替えている花子に聞いた。
《睡眠学習、イケるやろ?》
花子は笑いながら
《言うて数学の夢、ぜんっぜん見てへんけどな》
と言う。
いやきっと花子の脳みそには無意識に数学が刷り込まれた筈である。
これで完璧だ。

何だか楽しい朝だった。
こういう日は気分良くスタートが切れる。
全ては私のおかげだ。
皆感謝するように。

感謝するんだぞっ(ㅍ_ㅍ)












# by ganbaru-okan | 2018-11-30 11:00 | 色々思う事 | Comments(4)

今日は2通だった

いきなりだが、私の口座に振り込みを完了したのだそうだ。
きみこさんが。
だから確認しろってさ。
きみこさんが。



きみこさん?
きみこさんって、誰って?




私も知らん(ㅍ_ㅍ)



何でもきみこさんは見ず知らずの私に5000万円を貰って欲しいらしい。
何て良い人なのだろう。


せっかくのお気持ちなので、有り難く頂こうと思う。
振り込まれたら皆で山分けしようね。


だから早く振り込みして?(ㆆ_ㆆ)
ほら、早く。
一刻も早く頼むぜ、きみこさん。



それにしても。
この手のメールって本当に次から次へと来る。
私は最近はLINEが主になりほとんどメールを使わないとはいえ、学校関係はやはりメールで連絡が来るので一応確認するのだ。
そしてその度にきみこさんやら他の謎の人からのメールを見ることになる。


設定を変えれば?と私も思う。
思うんだけど、過去に設定を変えたら必要なメールまでが届かなくなり非常に困ったのだ。
きっと裏技はあるのだろうが、それを調べて設定して…が面倒くさい。
まぁ、きみこさんからのメールくらいは屁でもないのでそのままにしている。
あ、そう言えばきみこさん以外からも振り込みメールが来るな。
皆そんなに私に振り込みしたいのか?
我が家の窮状をご存知なのかもしれない。

今になるとそんなメールの手口はある意味もう古典的なのかもしれないが、まぁ次から次へとよく考えるものだなぁと思う。
その熱意を普通の仕事に回したら違う意味で成功するよ?

ただ、ほとんどのメッセージはちょっと訳の分からない日本語で書かれてあり、明らかに他の国、もしくは書き手がちょっとだけ日本語の分かる他の国の人から送られてきたのだろうなと思う。
ちょっと分かるのなら、もっとちゃんと勉強してから書いたらいいのに。中途半端な。


何にせよご苦労なことだ。


それにしても、5000万円の振り込みメールや、いきなりジャニーズの○○が悩みを打ち明けてくるメールは笑える。
だが《34歳主婦です。私の裸を見て下さい》メールに至っては、毎回《なんでやねん》とツッコミながら消去する。


とにかく、きみこさん。
一刻も早い入金をお待ちしてます。

きみこさんから入金された暁には、皆様の口座に数百万ずつ入金させて頂きます。
ご確認下さい。


……あれ?(¯∇¯٥)













# by ganbaru-okan | 2018-11-29 23:15 | 色々思う事 | Comments(4)

子供って、凄い。

前々から1度花子に聞いてみたかったことがある。
だがそれをどのタイミングで聞くべきかを模索している間に今になった。
小学生の間よりも中学生になってからの方がいいかなと思い、中学生になってすぐにはもうちょっと精神的に大人になってからの方がいいかな、と考えている間に今になった。

現在花子の登下校グループは皆仲が良い。
部活が同じなこともあり、本当に毎日登下校を共にしている。
皆、本当に良い子ばっかりやで!と花子が言うくらい、その仲間は優しくて楽しい子ばかりなのだそうだ。

花子がそのグループと仲良くなった頃、車に花子を乗せて走っている時に

《ここが○○ちゃんの家やで!》

と教えてくれたそのお家はたまにダウン症の女の子を見かけるお家だった。とても利発そうな女の子で、1人でバスに乗っている場面を見かけたこともある。
その度に、あぁ、親御さんがしっかりと育てられたのだなぁと思っていた。
勿論見かけるだけで直接お話したことはないし、ただ単純に私が知っているだけなのだが。

《あれ?ここさ、ダウンの女の子がおるお家ちゃうかな?》

と私が言うと、花子は大層驚いた。

《え?そうなん?花子知らんわ!》

と言うので、○○ちゃんが自分で言って来るまではもしかしたらそうなのかな?くらいでいいんちゃう?と言った。
花子も

《まぁもしそんな話になったら聞いてみるわ》

と言い、その話は終わった。

それからしばらくして帰宅した花子がその話をし始めた。

《やっぱりママの言う通りやった。○○ちゃんのお姉ちゃんやねんて!》

と言う。

《○○ちゃんがそんな話をしてくれたから、花子も太郎の話してん》

と言う花子に

《○○ちゃんとか他の子は、それを聞いて何か言うてたん?》

と聞き返すと

《いや?皆、別に普通に【あぁ、そうなんや】くらいやったで?》

と言う。

ただ、その時の花子の表情には微かに安堵の表情があった。
花子にとってみれば、太郎の事を知らない友達に初めてそれを打ち明ける瞬間はやはりちょっと構えるのだと思う。

花子の仲間はその後も特別に兄姉について語り合うというようなこともなく、相変わらずゲラゲラ笑いながら登下校しているようだ。

そしてたまに

《○○ちゃんのお姉ちゃんな、△△支援学校に行ってたんやって。花子な、太郎が▼▼支援学校行ってんねんって言うたわー》

などの話を楽しそうに報告してくれる。

言葉にしなくても何か通じることや気持ちを感じることが出来る存在が近くに居てくれるのは、花子にとってもやはり安心出来るのだろう。



そんな話を楽しそうにしている花子に唐突に聞いた。
あれだけいつ聞こうかと迷ったにも関わらず、それはポロリと口から飛び出した。

《花子な、小さい時にな、太郎に障害があることをいつから分かってたん?》

一瞬質問の意味が飲み込めなかった花子は思いを巡らせているようだったが、すぐに

《いつからって聞かれて、ハッキリ何歳とは言われへんけどさ。花子自身の一番小さい時の記憶がある時には、もう分かってたで》

と言う。

《花子自身の一番小さい時の記憶は何歳くらい?》

と言う私の言葉に

《花子が話し始めたくらい。多分二歳になる前》

と言う。
私が驚いて

《え!それ、ちょっと話盛ってへん?》

と聞き返すも、花子は私のその言葉を頑として否定する。

《花子、その時はもう分かってた》

と真剣な顔で言うのだ。
その口調に嘘はない気がした。

私を含めた家族の誰かが小さな花子に向かって改めて太郎のことを説明した記憶はない。
全ては花子が本能的に理解していたのだということか。


以前にも書いたが、幼い頃の花子は色々と不思議なことを言う子だった。
けれどもそれを聞く度に何故か嘘ではない気がした。


《生まれて来る前、ここでにぃにと鬼ごっこして遊んでてん。でもにぃにが先に行っちゃったから、花子寂しかった》

楽しかった?

《楽しかったでー!》

まだ幼い花子がハッキリとそう言った時も、本当なのだろうなと思った。

そう思うと、太郎と花子が兄妹であるということには必ず何か意味がある。

太郎があれだけ花子を好きなのも、とても納得できるなと思った。


子供って、凄い。







# by ganbaru-okan | 2018-11-29 17:20 | 兄妹のこと | Comments(4)

頑張れよ!学生諸君!

【中学生もな、色々大変なんやで】
と花子が言った。

ご多分に漏れず花子はもうすぐ期末テストだ。
中間テストの数学のテストが返却された日に【…花子、やっぱりもうちょっと勉強せなあかんわ…】と呟いた花子。
思わず


いやもうちょっとどころか、かなり勉強せなあかんやろ( º言º)


と言っちゃったわ。えへ♡


そろそろ受験がちらほらと気になってきたのか、最近の花子はよく高校の話をしてくる。

私は今まで花子に【勉強しなさい】とはあまり言わなかった。
それは何故か。
本人にやる気がないのに勉強しろ勉強しろと私が言っても反発しか生まないだろうし、結局のところ花子自身がやる気にならない限りは何の実も結ばないだろうと思っていたからだ。

やっと前向きな発言をし始めた花子に

【今、母親として花子に言うことがあるとしたら、本当にただ1つだけやねん】

と言うと、花子は何?と聞き返してきた。

【ただ1つ。それはな、そろそろ死ぬ気で勉強しろ。受験が気になるんなら、本気で勉強せなあかん。
ええか?ママは花子の他のことに対して言うことは何もないねん。それって凄いやろ?だって花子は訳のわからん中学生な訳やん?でもな、ない。花子がやる気になった時にとことん頑張れる子なのも知ってるし。
だからこそ、今言いたいことはただただ勉強しろよ、ってことだけや。】

そう言うと花子は笑っていた。
そして続けて

【我ながら何て素敵な心の広い母親なんやろうって、ほんま自分に酔いしれるわー(๑ ิټ ิ)】

と言うと

【自分に酔いすぎやろ(笑)それにしても訳のわからん中学生って(笑)】

と言うので

【あんな。ほんまは言い始めたら山ほどあるんやで?片付けろ、とかちゃんと食べろ、とかさ。でも敢えてそれを言わずに《勉強しろよ意外は何もない》って言ってやる私って、ほんっま素敵】

と言うとちょっと笑って聞いていた。


そんなやり取りがあったからか。
珍しく今回の試験勉強は花子なりに、なかなかに頑張っている。

《ママが側に居る方がはかどるねん》

と、わざわざ私が太郎のノートを書いている隣に来て勉強したりもしている。

その際に自分で問題を読み上げ、自分で答えるというやり方をしている花子に

《…黙って出来んのか(¯∇¯٥)》

と言うと

《一人の時は黙ってやってるけど、今は読みながらやりたい》

とその後もずっと社会の問題を自分で読み、答える花子の声を聞いていた。

答えが正解の時は

【はいっ!天っ才っ!(๑˃́ꇴ˂̀๑)】

と言う花子の自画自賛のおまけ付きである。

【天っ才っ!(๑˃́ꇴ˂̀๑)】

という花子にその都度聞く。

【ちょっと思い出して?中間の数学の点数】

と言うと

【あ、天才ちゃうかった…(¯∇¯٥)】

と答えるのもお決まりのやり取りだ。


何にせよ、本当にテストは嫌でしょうが、頑張れよ!学生の諸君!











# by ganbaru-okan | 2018-11-27 20:25 | 花子のこと | Comments(6)

告知④

太郎が生まれて初めて脳波とMRIを受けたのは、太郎がウエスト症候群と診断された日だ。
その時の太郎は生後10ヶ月だった。

初めての脳波は私が太郎を抱いて脳波をとり、その後のMRIは太郎に薬を飲ませ寝ている間に行われた。

私にはまだまだ小さな太郎がそのような検査を受けなければならないという事が受け止めきれなかった。

その日は主人も一緒に居た。

太郎がMRIを受けているのを待っていた時に、私は主人に


【ごめんな】


と言った。


【太郎を障害児として生んでしまって、ごめんなさい】


泣きながら言った。

その言葉に主人は何も言わなかったと記憶している。

私がそんな言葉を言ったのは、後にも先にもその一度きりだ。

今ならあの頃よりは、誰のせいでもないと思える。
あの頃よりは誰が悪い訳ではないとも思えるのだけれど、あの時の私はただひたすらに自分を責めていた。

今でも多少、自分を責める気持ちも正直ある。

それも含め全ては仕方がなかったのだと思えるには、その時の私にはまだまだ時間が足りなかった。


思い出すとちょっと胸が痛くなる太郎の思い出。


# by ganbaru-okan | 2018-11-26 11:00 | 誕生~障害の告知まで | Comments(0)

ママー!!

いきなりだが想像して頂きたい。

まず、上を向いて寝転んでいる。
次に身体を左にひねり、左の肘を支点に身体を持ち上げる。
すると肘から下は地面に着けたまま身体は左側に半分回転する。
そのまま頭だけ隣に敷いてある布団にもたれる。

太郎はどういう訳か、眠くなると上記の体勢になる。
わざわざ回転させなくても上を向いたり横を向いて寝りゃあいいじゃないかと思うが、まぁ人間誰しも寝入りやすい体勢はあるからそれは別にいい。

ただ、上記の体勢で寝入った太郎はなまじっか寝てるものだからそこから元の勢に戻れない、ということが私にしてみれば甚だ迷惑である。
なのでいつもは太郎が寝入ったなと思ったらヨイショいう掛け声と共に太郎を元の上向きの体勢に戻しておく。

寝た子は重い。
それが乳幼児であっても、寝たら重い。
ましてやもう高校生の太郎は本当に重いから掛け声なしでは動かせない。


先日太郎が寝たなと思ってはいたのだが、何だかバタバタしていたので元の体勢に戻しておくことを忘れた。

しばらくして何やら叫び声が聞こえた。
あれ?太郎?起きたのか?
と思った時に太郎がもう一度叫び、その後「ママー!!」と叫んでいる。

急いで太郎の部屋に行くと上記の体勢でやはり太郎が叫んでいた。

どうやら腕が痺れてしまい、かといって元の体勢にも戻れずどうしようもなくなったようだった。
急いで元の体勢に戻してやる。

「大丈夫?」

と聞くと太郎が

「ママ、あーとう(ありがとう)。おやすみ」

と言い再び入眠した。


そんな瞬間には、やはりこの子が不憫になる。
身体が思うように動かせないって、私が思う以上に辛いだろう。

それと共に、やっぱり何かあった時は「パパ」ではなく「ママ」なのだなぁと思う。
高校生であっても、きっと大人になってもそこは変わらないのだろう。

稀にではあるが、太郎が服薬をする時にうまく飲めずにえずく事がある。
服薬は寝転んで行う。
しばらくすると自分のタイミングで上手に飲み込めるのだが、そこがうまくいかない事があるのだ。
それに気づいたら太郎に「抱っこしよか?」と聞く。
彼が「うん」と言ったら抱き起し、そのまましばらく彼を抱いている。
その内に上手に飲み込める。
「終わった」
と飲んだよ、と言う彼はその後「ゴロンする」と言い寝かせてくれ、と頼んでくる。
そっと寝かせてやると、その後必ず
「ママ!あーとー!」
と言ってくれる。


いつか彼が親元を離れて生活する時に、そんな場面で彼は誰を呼ぶのだろう。
すやすやと寝入った太郎を見ながらそんな事を考える。
















# by ganbaru-okan | 2018-11-25 14:15 | 思春期との闘い | Comments(2)

(๑ ิټ ิ)

さて、先日引いた風邪は良くなったんだかなってないんだか、わからないままだ。
ピークのしんどさはなくなったものの、未だに何だかスッキリしない。

でも《だからどうした》だしな(ㆆ_ㆆ)

ところで皆様ご存知のように、風邪は移る。
マスクをしていても食事や入浴の時は当たり前に外すし、特に家族には移ってしまうものだ。

太郎は発熱されるとやっかいではあるが、風邪自体はそんなに問題でもない。
なので我が家で風邪をひいてやっかいな人ランキング1位は、実は太郎ではない。

映えある第一位は




旦那だよ(ㅍ_ㅍ)




本当に思うのだが、男の人ってちょっとした体調不良に弱くない?
特にうちの旦那。
本当に弱い、そういう状況に。
身体が、というより心が弱ってしまうようだ。
彼は体温が37.5°を越えたら俺はこのまま死ぬんじゃないかと絶対に思っている筈だ。


37.5°なんて、平熱だわ(ㅍ_ㅍ)
37.5°なんて、私はいつもと変わらず普通に生活してるわ(ㅍ_ㅍ)


我が家の旦那はそれがちょっとした風邪であっても、もう最大限の『しんどい』アピールをする。
何が鬱陶しいって、そのアピールっぷりなのだ。
しんどけりゃ黙って寝てろと思う。言わないけど。
一応甲斐甲斐しくお世話はするが、内心では面倒くさいことこの上ない。


だいたいさ、寝れるじゃん。
しんどかったら何も気にせず寝てられる上に、誰もそれを責めない。
【子供のご飯はどうしよう】と考える必要もない訳だ。
最高じゃないか。

勿論それが大病ならば別。
でもたかが風邪。
そんなもんは、一重に気持ちの問題だろうがよ(ㅍ_ㅍ)


・・・と、毎回思うのだ。
言わないだけで。

で、今回、私の風邪は旦那に移り、旦那から花子に移り、今は私の母とそして太郎に回った。
幸いな事に母も太郎もまぁまぁ元気なので問題はなかろう。


そして問題の旦那はだいぶん元気になってきた。
良かった。何よりだ。


そんな旦那が昨夜、夕食を食べている時に仕事中に聞いたラジオの話をし始めた。
なんでもご病気をされて外に働きに出れなくなった方が、何か出来る事はないかと探して小説家になられたという話だったらしい。

その話を私に説明した旦那が
「ママも小説とか書いてみたらええんちゃう?」
と言った。
私は
「小説なんて私に書ける筈がないやん」
と言うと
「いや、太郎の事をベースに、こう、話を膨らませてさ。書けるやろ」
と言う。
勿論私は笑って否定した。





書いてるけどな、ブログ(ㆆ_ㆆ)


勿論、太郎のことを中心に。
けど、貴方のこともちゃんと晒してるけどな(ㆆ_ㆆ)


…とは言わなかった。
小説は書けないけど、ブログなら書けるのよ?知らないでしょ?(๑ ิټ ิ)


そんな訳でやっぱり墓場まで持っていくぜ、このブログ(๑ ิټ ิ)




















# by ganbaru-okan | 2018-11-22 11:15 | 色々思う事 | Comments(4)

うちゅした、とって

平日の夕方。
いつもなら私が先に帰宅し太郎を迎え入れるのだが、たまには私にも外せない用事が入る日がある。
そんな日は予めデイの職員さんにその旨を伝えておく。

先日もそうだった。
私が帰宅した時には、太郎はもうすっかりくつろいでいた。

【ママー!お帰りー!】

と太郎の大きな声が響く。
直ぐに太郎の顔を見に行き

【ただいま】

と言うと太郎が


【ママ、うちゅした、とって】


と言った。

一瞬何を言われたのか分からず、頭の中で反芻した。

《うちゅした?……》


【もしかして、靴下?】

と聞くと

【うん。うちゅした、とって】

と太郎が言う。
確認すると確かに太郎はまだ靴下を履いていた。

【靴下、脱ぐの?】

と再度聞くと


【うん。取って】

と答える。
靴下を脱がせてやると、太郎は笑顔で

【ママ、あーとー(*˙˘˙)♡】

と言った。


靴下は《うちゅした》だし、脱ぐは《取って》なのだけれど。

実は太郎がそれを言うのを初めて聞いた。
凄いな。
ちゃんと自分が今して欲しいことを言葉で伝えられたじゃないか。


子供が元気で居てくれる有り難さを
親はついつい忘れてしまう。
毎日繰り返される暮らしの中で、目の前のことしか目に入らなくなる。


けれども。
元気な太郎がそこに居る。
少しずつ、でも確実に成長してくれている太郎がそこに居てくれる。
それを忘れてはいけないのだ。


うちゅした、とって


そう伝えてきた太郎の言葉に何とも言えない気持ちになり、私は太郎を抱き締めた。
太郎は嬉しくて笑っている。


太郎の体温を感じた。
太郎が、愛しい。









# by ganbaru-okan | 2018-11-22 09:40 | 思春期との闘い | Comments(4)

太郎にとって学校やデイは《自分の場所》のようだ。
自分の場所とは、文字通り自分の場所でありそこに親は必要ないし逆にあまり来て欲しくもない。
百歩譲って来てもいいけどいらん事せんといて、と太郎は絶対思っている。

太郎の通う学校は例えば体育大会などの行事の時は親と一緒に昼食を取る。
その日は先生方も色々忙しいし人手も足りない。いつものようにマンツーマンで食事介助が出来る体制ではないからだ。

だが太郎はこの《学校なのに親と一緒に食べる》ことが嫌なのである。
私は朝から一生懸命作ったお弁当を広げて《さ、食べよか》と声をかける。

するとどうなるか。



荒れ始めるよね(ㅍ_ㅍ)



そして結局最終的にはいつも先生が介助して下さるのだが。

結局のところ《オレは納得出来ない》と主張しているのだ。
学校ではいつも先生と食べるじゃないか、と。

何年もここは彼のポイントであり、そこをどう持っていけば太郎が納得するのか未だにわからない。


先日、行事がありまたもやその場面になった。
花子も一緒に居た。

案の定太郎が荒れ始めた。

落ち着かせようとしても太郎はどんどんヒートアップしていく。

私は何とか宥めようとし、先生達もあれやこれやと関わってくれた。
最終的にやはり先生と食べ始めてから落ち着いたのだが。


その日帰宅した後、花子が私に

《(太郎が荒れ始めた時)誰かが【あー、またや】って言ってん。ママ聞こえてた?》

と聞いてきた。
私はそれを聞いていなかったが、花子曰く
《いや、絶対言った》
と譲らない。

《花子な、【またや、って何やねん( º言º)何で太郎がこうなるんか分かっとんのか!】って思った》

と言う。

そして
《~のお母さんがな、めっちゃ太郎のこと見てたで!もうガン見どころちゃうで!何なん、あの人!》

と言ったそのお母さんは、まさしく太郎が荒れ始めた時にわざわざ私のところに来て

《太郎君て家でもこうなん?》

と聞きに来たのだ?


……は?(ㆆ_ㆆ)

何故それを聞きたい?(ㆆ_ㆆ)
先生でもない貴女が?(ㆆ_ㆆ)



《いや、家では私と食べるし、何ならパパが食べさせようとしてもママがいい!って言うよ。学校という場所で何故親と食べなければいけないのかが納得出来ないんちゃう?学校は自分の場所やからさ、太郎には》

と言うと

《…あー、そうやんな。うちも迷惑そうな顔するもん、学校では》

と言い残して自分の場所に戻って行った。

何を思いそれを聞きに来たのかさっぱり分からなかった。
只一つ言えることは太郎や私を心配しての言葉ではないなと瞬時に思ったよということだけである。
その人は以前にも太郎のことで色々言ってきた人で、何だかなぁな人だ。

それにしても親と一緒に食べるお弁当。

私にはもうこの時間が苦痛でたまらない。
いっそのこと休ませようかとまで思う。

何故太郎がその場面が苦手なのか、その原因と対策を突き詰めて議論したい、先生方と。


また来年もあるぜ。
ほんと、勘弁してはくれまいか(´×ω×`)


# by ganbaru-okan | 2018-11-19 11:10 | 思春期との闘い | Comments(2)

元々私は甘い物が好きで好きで仕方ないという訳ではない。
嫌いではないので食べるけれども、そう頻繁に欲しくなることもない。
どちらかというと甘い飲み物なども勘弁して下さい、と思う。
なので珈琲もブラックが好きだ。

なのに、ここ最近無性に甘い物を食べたくなっていた。それはもう、無性に。
なのでチョコレートやら飴やらをちょこちょこと食べていたが、食べながらも、この甘い物欲求は何かがおかしいなと思っていた。


案の定だ。

それはいきなりきた。


何が?






風邪(¯∇¯٥)





昨日の朝起きたら明らかに《おやまぁ、あなた。すっかり風邪をひきましたね?》という体調になっていた。

……(¯∇¯٥)


けれど、例え風邪を引こうが子供は朝食を待ってはくれない。特に太郎だけれども。
起きてすぐにマスクを着用し、後はいつもと変わりない生活。

我が家の場合は
《どうも私が風邪っぽいから、夕飯は皆さんで外食してきてね。私はもう寝るわ!》
とは問屋が卸さない。

仕事も行かなきゃいけないし。
おまけに花子の武道の日だし。

そんな訳で1日頑張って、夜は倒れるように寝た。


今朝はより一層、全身がTHE・風邪だ。
しんどくて1日横になっていたいなと思うがしかし、それはやはり許されない。

家事と仕事をこなしながらどんどん悪化していることを自覚しながらも、夕方帰宅し大急ぎで子供達と母の夕飯を整えた。
太郎が帰宅する頃にはもうヘトヘトだ。

おまけにご機嫌だったはずの太郎が夕飯中にいきなり荒れ始めた。
ボーっとする頭で《太郎も一週間の疲れがたまったのかな》と思いながらしばらく見ていたが、例の如く奴は私に向かってくる。
そうでなくても体調の悪い時にギャーギャー叫ばれると、こちらの頭の中にはいつも以上に響く。

何が原因かもわからないままに怒り狂って向かってくる太郎の手をかわしながら闘ったが、彼が落ち着く頃には私の右腕は太郎の掴みで腫れていた。

しばらくして落ち着いた太郎は何事もなかったかのようにご飯を食べ始める。

食べさせながら、本当に、本当にしみじみと

《つい最近まで、この荒れが毎日だった。三年半も、毎日毎日だったんだよなぁ……。ほんとよく頑張ったよ、私(´•̥ω•̥`)》


と心の中で自分を褒めたよ。
本当に珍しく自分を褒めてあげた。


あの日々をもう一度、と言われたらもう越えられないと思う。
それほどにやっぱり苦しかったし、しんどかった。
遣りきれない、そして行き場のない怒りや悲しみにずっと支配されていた。


この間車で信号待ちをしている時に、道端で叫び自傷行為をする多分高校生くらいの男の子と、それを宥めようと懸命に声をかけ続けるお母さんらしき二人組がたまたま目に入った。

私には他人事ではないだけに、本当に胸の痛む光景だった。

何かにもがき苦しむ子。
その子をそれでも受け止め、懸命に守ろうとする母。

あのお母さんだって、きっと1度はこの子の母であることが嫌になったことがあるはずだと思う。

綺麗事では語れない苦しみは、きっと今、懸命に闘っているあのお母さんにもある。


嵐が去りニコニコしている太郎を見ながら、そんなことを考えていた。


それにしても久しぶりの風邪は、なかなかになかなかだぞ(¯―¯٥)

皆様もどうぞご自愛下さい。



































# by ganbaru-okan | 2018-11-16 20:35 | 思春期との闘い | Comments(4)

記録

久しぶりに自分のブログを読んでみた。
ブログってやっぱり記録になるなぁと改めて思う。
その時の自分の感情までがまざまざと思い出されてちょっと息苦しくなったりもしたけれど。


太郎の思春期が始まる前から書いておけば良かった。
そうすれば思春期を迎えてから今までの彼の足跡が残せたのに。


先日、太郎が小学部だった頃の毎日学校の先生とやり取りしている記録を少しだけ読み返してみた。

《叱られて、ちゃんとごめんなさいを言えました》とか《帰ってきてから花子と一緒にお風呂に入っていた時に~》とか、あぁこんな時代があったなぁとしみじみしてしまう。

小学生の頃の太郎は今ほど語彙もなく、今ほどは感情の波もなく、まだまだ可愛かったのだ。記録を読む限りは。

この時代があって今があるのだと思う。
この時代があったからこその今なのだ。
私達以上に毎日毎日の積み重ねが大切な太郎が今あるのは、このころ、いや生まれた時から色々な人が関わり積み重ねてくれたお陰でもある。

色々な形で記録を残していく作業って、後々その価値に気付くのだと思う。

苦しくてたまらなかった三年をまだ抜けきってはいないが、それでももう既にちょっと振り返ることが出来ている。

そう思うと人間って凄いのかもしれない。











# by ganbaru-okan | 2018-11-16 10:55 | 思春期との闘い | Comments(4)

悪魔の囁き

決して褒められたことではないし、別に褒められたり賛同を得たい訳でもないが。

私は常々花子に悪魔の囁きをしている。
悪魔の囁きとは言っても

【姉さん、寝る前にケーキでもどないでっか?(๑ ิټ ิ)
そらまぁ確かに太りますけどな。でもそこはほら、ケーキを食べる幸せの方が勝りますやろ?ヒッヒッヒッ(๑ ิټ ิ)】

ということではない。
そもそも花子はケーキをあまり好まない。

悪魔の囁きとは
【ちょっとやってみたら?】
とか
【ちょっとくらいええやろ!】
と、彼女が守ろうとしている校則や学校の決まり事をちょっと逸脱したら?という囁きである。

母親としてあるまじきっ!(ʘ言ʘ╬)

と教育熱心な保護者の方々からは間違いなく非難されるであろう。
逆にされないとも思っていない。


ではなぜ囁くのか。

このブログを読んで下さっている方々はもうご存知だとは思うが、花子は変なところが真面目な子である。

真面目でいいじゃん!何がダメなの!

と思われましょう。

ただ、人間ってやっぱり何事も経験しないとわからない。
良いことも悪いことも。
【身をもって知る】
って思う以上に大切なことなんだと私は思っている。

だからこそちょっと校則に違反してみたりいけないと言われていることをやってみたり、その時のドキドキやワクワクを味わい、運悪くそれがバレた時の違う意味のドキドキも叱られた時のムカムカもちゃんと経験して欲しいのだ。

経験した上で《もうやらない》と思ったら思ったで良し。
《でももうちょっとやってみちゃう?》と思ったら思ったで、それもまた良しだ。

 父親が生前
《遊びは人生の糊代を作る》
と言っていた。
初めてそれを聞いた時、私はまだ子供でその意味もわからなかったが、大人になった(多分:笑)今は本当にそうだなぁと思う。

なので、先日の体育大会の日の携帯持って行く事件(事件なのか?:笑)は私にとってみれば
《よしよし、いいぞいいぞ》
だった。
その上でちゃっかりとバレてしまい、職員室に呼び出され先生にお説教されたことまでを含めて、私にしてみれば《よっしゃ!でかした!》だったのだ。

携帯事件以降、花子は《もう持って行かん》と決心したようだが、その花子に聞いてみた。 
《なぁ?学校で皆と写真撮った時楽しかった?》
花子は
《いや、楽しかったけどさ》
と言う。
《学校にこっそり携帯持って行った時、ワクワクしたやろ?》
と重ねて聞くと
《ワクワクしたで》
と言う。

それでいい。
ダメだと言われたことをちょっと逸脱した時のワクワクも、叱られた時の感情も経験出来た。
私が無理にさせようと思っても出来ないことだ。

両親揃って、常々《もし学校やら警察に呼び出されてもちゃんと行ったるから安心して》とこれまたあるまじき発言をしているにも関わらず、花子はほとんど冒険しない。

それは一重に彼女の性格だ。
慎重で怖がりな性格が悪い訳ではない。
ただ、だからこそ色々なことを身をもって経験してほしいと切に願う。
もし花子の性格が奔放であったなら、私は悪魔の囁きはしないかもしれない。加速させてしまうだろうから。

沢山経験してみることを恐れずにいてほしい。
特に10代でしか味わえないことって沢山ある。
それは別に犯罪に手を染めろという意味ではない。仲間と一緒にちょっと逸脱したことをやってみる、それを恐れないでほしいと思う。
そしてそれをちゃんと経験してから大人になって欲しいと切に願う。

因みに私が彼女に《これだけは絶対ダメだ》と教えているのは薬物くらいだ。薬物だけは手を出すなと重ねて言っている。

何の話しなのかわからなくなってきたぞ(¯∇¯٥)

最近、落ち着いていれば毎朝太郎が私に《ママ、お仕事がんばりや!》
と言いながら頭を撫でてくれる。
私も太郎の頭を撫でながら
《太郎も1日頑張っておいでや!》
と言う優しくも麗しい光景が繰り広げられる。

今朝もそんな風に頭を撫でながら
《太郎も1日頑張ってきてな!全部終わったらちゃんと帰ってきてや!》
と言った後に
《盗んだバイクで走り出しちゃってもいいよ?ママ、呼び出されたらちゃんと学校行ったげるしな!》
と言うとそれを聞いていた主人が隣で十五の夜を歌い始めた。そして
《パパも行ったるで!》
と言う。
いや、貴方が出てきたら色々とややこしいのでそこはご遠慮頂きたい。


夫婦揃ってそうなのに、真面目な花子。
DNAの突然変異かもしれない。
いや、親の背中を見て育ったからこそなのか(¯∇¯٥)


それにしても携帯持って行く事件の時に掛かってきた担任の先生からの電話。その会話の中で

《まぁでもまだまだ可愛いもんですわっ!》

と笑っていた担任の先生に

《ほんまですよね。もっと色々やればいいのにねぇ~》

と笑いながら言った私の言葉に、これまた大笑いしてくれた先生を素敵だなと思った私なのである。












# by ganbaru-okan | 2018-11-15 11:05 | 色々思う事 | Comments(4)

通院だったよ

太郎の通院は体力と共に気力も必要になる。
勿論私の。

だが彼は何故か通院が好きなのでまぁまぁテンションも上がるし、嫌がられて泣かれるよりもその辺は有り難いとは思う。

昨日は久しぶりの通院だった。
太郎はもう朝から楽しみで仕方ないようだ。
一体通院の何がそんなに楽しみなのかがいつもで経っても私にはさっぱり分からない。
楽しみなくせに歯医者では診察台に上がると貝のように口を閉じるし。
小児神経でも喉を診てもらう時に、歯を食いしばる。
けれども彼は通院が好きなのだ。
あ、でも採血は我慢しているようだけど。
色々と、おいおい(@_@)である。

さて、その先日の通院時。
診察が終わり会計を待つ間、優しそうな受付のお兄さん・お姉さんをロックオンした太郎はちょっと離れたところから何だかんだとずっと喋りかける。
太郎だけならばいいが、当然ロビーには沢山の人がおられた。
そのロビーに太郎のデカイ声が響き、周りの方々に申し訳ない気持ちになった私は太郎の車イスをくるりと受付に背を向ける方向に回した。

次の瞬間、太郎が荒れかけた。
大声で叫ばれる前に気分を変えようと車イスを押して歩き始めた時に、太郎が

《ちゃう!お姉ちゃん!》

と言う。
その声は聞こえてはいたが、気に止めずに私はそのまま車イスを押した。

すると更に太郎が言う。

《お姉ちゃん!》

2回目のお姉ちゃんが引っ掛かり、私は太郎に聞いた。

《お姉ちゃん?さっきのお姉ちゃんのところがいいの?》

すると太郎は

《うん。お姉ちゃん…》

と答えた。

なんのことはない。
太郎はさっきまでのあのポジションが良かったのに私が勝手に方向転換をしたから怒り始めたのだった。


太郎には見通しを持たせ何事も丁寧に説明しましょう、という基本をさっぱり忘れていた(と言うか、面倒くさがった)私のせいだ。

再びお姉ちゃんの見える位置に座ると、太郎はご機嫌で再びお姉ちゃんをロックオンして話しを始めた。
話しと言っても太郎が一方的に話していただけなのだが。

そんな太郎を見ながら思う。

《さっきの場面で【違う!このままがいいの!】と言えたら太郎はもっと楽になれるのに。荒れなくても気持ちを伝えていけるようになるのに。今のこの子に必要な力は、やはりそこだな》

逆に言えば、やはり【違う!】とか【聞いて!】とかを上手く言えないから太郎の場合は荒れという表現になってしまうのだ。

なるほどやはりそうなのか、と今更ながら痛感した。

彼がそんな表現を獲得出来るのはいつなのだろう。
そこを太郎に丁寧に伝えていかなければ。
そして彼の言葉や世界がもっと言葉が広がってくれる日を信じなければ。


それにしても診察室でドクターと話をしている時には口数少なく、しかしながら綺麗な看護師さんが入ってきた瞬間に目を輝かせ話しかける太郎よ。

あれだけ病院に行く車の中で

【せんせーに、こんにちはって言っていい?】

と盛り上がっていたくせに、肝心な場面で先生に【こんにちは】を何故言わぬ。

【明日はぁ、デイですっ!】

という情報は先生も望んではおられないだろう。
そのくせ帰りの車で

【せんせーとお話したよー!(๑˃́ꇴ˂̀๑)】

と盛り上がっているのは何故なのか。


何だか色々な気付きと疑問と疲れの残る通院だった。
┐(´д`)┌ヤレヤレ














# by ganbaru-okan | 2018-11-14 15:10 | 思春期との闘い | Comments(4)

面倒くさくないのか?

職場で同期の人達による【グループLINE】がある。

今時は色んなグループがあるからなかなかに面倒くさい。
自分が望む以外は正直面倒くさいが、入らなければいけない空気に仕方なく入る。

その職場のグループLINEで
【私、もう仕事を辞めるわ】
とある人が書き込むと、そりゃもう次々に
【辞めんといて!】
【皆で頑張ろう!】
【ここは一緒に踏ん張ろ!】
と色々な人が書き込んでいく。

辞めるわと言った人は、会社のこういうところが嫌なのと理由を書き込み、それに対してまた延々と書き込みが続く。









面倒くせぇーっっ((유∀유|||))







そのグループの着信音はOFFにしてあるのだが、気付いたら未読が130とか。



皆、暇か(ㅍ_ㅍ)



仕事なのだ。
当たり前だが続けるも辞めるも自分で決めるべきだし、高校生のクラブ活動じゃない。

意気揚々と書き込む人達に正直うんざりもしている。
本当に私はそういうことに向いてないなと痛感する。


なのでコメントは入れない。
話を振られたらコメントするが、それ以外は既読スルーだ。


いやもうほんっと、面倒くさい。
しばらくしたらこっそり抜けようかと思うこの頃である。








# by ganbaru-okan | 2018-11-13 10:55 | 色々思う事 | Comments(11)

まだ花子が保育所に通っていた頃のことだ。

その日、何かの都合で太郎を連れてのお迎えだった。
その時多分車椅子を車に積んであったが、車椅子を降ろして太郎を乗せるという作業が面倒だったので私は太郎を抱いて保育所に入った。

その時すれ違った名前も知らないお母さんが太郎に
《お兄ちゃんやのに抱っこしてもらって。甘えてんのー?》
と言った。

太郎が歩けないことを知らない人から見ればそりゃそうだわなと思ったものの、決して甘えている訳ではなくこうしなければならないんですよ、と説明するのも面倒で私は笑ってやり過ごした。

そんな小さな言葉が棘のように刺さる時期がある。
特にまだ障害を持つ我が子が幼い内は。

それは親として障害を認めていないというより、まだ色々な現実をきちんと飲み込むことも、そしてそれにどう立ち向かえばいいのかもがわからないからだと思う。

以前にも書いたと思うが、太郎が普通のベビーカーからいわゆるバギーに初めて乗り換える時、私には正直葛藤があった。
何が嫌だったのか。

【これで誰がどう見ても太郎は障害児として見られてしまう】

ということだった。

勿論その時の太郎にはもうベビーカーは小さかったし、年齢的にももう乗り換えるべきだったので私はバギーを注文したのだ。
だけれども、だ。
だけれども、誰がどう見ても障害のある子になってしまうということが嫌でもあり、どこかでやはり怖かった。

そういう自分を今思い返したら、きっとまだまだ私は太郎の障害を受け入れてはいなかったし、どう立ち向かうべきなのかも分からなかったのだと思う。
当たり前だが理想と現実との狭間で葛藤していた時期だった。

母は強くなければ、と言われるが、母だって元から母だった訳ではない。
何故うちの子が…と思うし、健康な子を見ると余計に何故うちの子だけが…とも思う。


色々な意見はあると思う。

けれども私は正直未だに「せめて太郎が歩いてくれたらなぁ」と思ってしまう瞬間がある。
知的な遅れとか癲癇とかそこらへんはあまり思わないが、彼が自分で移動出来る子だったらなぁと叶わぬ願いはやっぱりある。

例えば誰かから健康なお子さんの「うちの子、本当に~だから困っちゃう」という愚痴を聞くと


「でも、自分でトイレに行ったり、友達と遊んだり喧嘩したり。自分で自分の生活を選択できるって、本当はそれだけで十分なんだよ?」


と意地悪な気持ちにもなってしまう。
そこを人間が出来ていないと思われても結構だ。

けれどもそんな事を言うと

「確かに大変だとは思うけど、私の子と貴女の障害児の子育てとは違うわよ」

と思われてしまうのも胸糞悪いな、とかいう気持ちにもなるので言わないけど。
別に強がりではない。

確かに誰しも我が子には、我が子だからこそあれやこれやと期待し望んでしまうのも当たり前なのだが。

ただ、元気に生まれてきてくれたことに感謝してあげて欲しいのだ。
子供が元気に生まれてくるって、本当に奇跡だと思う。

ほらやっぱり強がりじゃないかと改めて思われたかもしれない。
まぁそう思うのもその人の勝手なので、これ以上は言わないことにするけど。



私の場合はそれが歩行だけれど、お子さんの状態によってはそれがもっと生命に密着するような事柄である人も多いと思う。
母も人間である以上そこんとこの本音は表に出さないだけで、皆心のどこかに必ずあるのではないだろうか。

太郎が大きくなるにつれてそんな本音を話すことも少なくなってきた。
【太郎が歩けないこと】はもう当たり前だよね?という周囲の空気が私を黙らせる。
別に歩行が出来なくても太郎は太郎。
当然、それも分かってもいる。
けれども人間、全てのことをそんなにスッパリと割りきれるものでもなかろう。

ローマは1日にしてならず。
母も1日にしてならず。

この気持ちは私が墓場まで抱えて持ってゆく事柄の一つであるのは間違いないと思っている。

























# by ganbaru-okan | 2018-11-10 09:00 | 息子・太郎のこと | Comments(10)

トホホ(;つД`)

記事を書き、題名をつけて、さぁアップしようとしたその時に、消えたのだ
。記事が_l ̄l●lll

少しずつ一生懸命書いたのに_l ̄l●lll


このショックは筆舌に尽くし難い。


いやもう誰か復旧の仕方をご存知ないでしょうか。


…っていう程の記事だったのかは疑問ではあるが(¯∇¯٥)

あまりのショックに今日はこれで…(泣)
トホホ…(;つД`)




# by ganbaru-okan | 2018-11-09 20:25 | 色々思う事 | Comments(2)

あらー…( •́ㅿ•̀ )

私は料理に豆苗をよく使う。
安いっていう理由もあるが、豆苗って一回使った後、根を水に浸しておくとまた伸びてくる。
一生懸命伸びてくるその様が可愛いというのもあるし、2回も使えてラッキー!という気持ちも否めない。
誠に正しい主婦であるといえよう。

さて花子。

今月から学校が衣替えで久しぶりに制服のブレザーを着た朝に、花子が
《…なぁ…短いねんけど…》
と言う。
そうでなくても太郎の身支度でバタバタしていた私は何が短いのかも確認せずに

《大丈夫、短いのはきっと気のせいやで。》

と言った。
その言葉にムッとしたのだろう。
花子が私の前に来て

《ちゃんと見て!短いって!》

と言うので仕方なしに手を止めて見てみると、ブレザーの袖が明らかに短くなっていた(¯∇¯٥)
思わず《…あらー…》と呟いた。

今年の春までは大丈夫だったのに。
やっぱり子供は夏に大きくなるな。


入学する前に制服を買いに行く時にどうしても大きめを買ってしまうのは

《頼むからこれで3年間過ごしてよ。買い換えはごめんだぜ》

という母の気持ちの表れであろう。
だって制服、高いよね( ´•̥ω•̥` )


余談だがその入学前に花子の制服を買いに行った時。
なるべく大きいサイズを買いたかった私は、制服のポロシャツのコーナーで

《Lでいいです!》

とキッパリ言った。
するとそのコーナーにおられた業者さんが花子にLのポロシャツを合わせながら

《お母さん、いくらなんでもこれは大きすぎます》

と途方に暮れた顔で私を見る。
確かに合わせて貰っている姿を見ると、まるで父親のポロシャツを着ました状態の花子が私を見ていた。
…確かに。これはいくらなんでもやっぱりダメか( •́ㅿ•̀ )とちょっと悔しかった。
けれどブレザーは少し大きめに作ってもらった。
後日出来上がったブレザーを着せると花子の身体はまだブレザーの中で泳いでいたのだ。
私にすれば《いいぞいいぞ(*•̀ㅂ•́)و》であったのだ。


そんな訳で、花子は大きめの制服を着ていたはずだったのに。
今、袖以外はジャストサイズでこれ以上大きくなるともう入らなくなるのは目に見えている。

だが、今シーズンと来年の冬に着たらもう中学の制服は不要になるのに今このタイミングで買い換えるのは非常に悔しい。

私は今春高校生になった娘を持つ友人に《制服、まだある?》
と聞いてみた。
ラッキーなことにまだ制服が手元にあるとのこと。有り難いことにお下がりを頂けることになった。

本当に良かった(´;ㅿ;`)

それにしても、つくづく何が良かったと思うって、太郎に制服がないことである。
花子でさえ、それだ。
もし太郎が制服だったら、きっと今までに何度も買い換えなければならなかっただろう。そのくらい太郎は中学生になった頃からぐんぐん大きくなった。

ありがとう、私服OKの支援学校(´:ω:`)

しかしながら、そんなことで一喜一憂出来るのも後数年。
そう思うと一抹寂しさも感じてしまう今日この頃である。








# by ganbaru-okan | 2018-11-08 10:40 | 色々思う事 | Comments(4)

一匹狼?

先日書いた私の額の傷。
私は花子にちょっと見て!と傷を見せた。
花子はびっくりして
《(原因は)太郎?》
と聞いてきた。
《太郎以外に何がある(ㅍ_ㅍ)》
と言うと、花子は

《誰かに何か聞かれたら、寝返りした時にタンスの角でぶつけて傷が出来たんですぅー!って言っとき!》

と言った。

いや、どんだけ激しい寝返りやねん。そんな奴はおらんやろ(¯∇¯٥)

さて、その原因となった太郎。
やはりどうにもこうにも登校前の時間に荒れる。
今朝も
【もうすぐ着替えが終了だっ!やったぜベイベー(๑•̀∀•́ฅ ✧】
と私がちょっと嬉しくなった瞬間に荒れ始めた。

…か~っっっ(ʘ言ʘ╬)

と思ったその時に主人が部屋に入ってきたので
【私は出ます】
と一言言い残して部屋を後にした。
その後主人は黙々と太郎の装具を着けていた。
今日はそれからは落ち着いていたのだが。

本当にいつになったらいかなる場面も落ち着いて過ごせるのだろう。


少し前に太郎の同級生の母数人とランチに行った。
普段、私は誘われてもほとんど行かない(行けない)ので非常に珍しがられたが。

食事をしながら色々な話になる。
その時に

【…ほんまにさぁ。この子らの子育てのゴールはどこ?って思うよね】

とか

【何が正解?って迷わん?】

と思わず口にした。

するとそこに居たメンバーが一同に涙ぐむ。
泣きながら食事をしている風景は他から見ればなかなかにシュールだ。

ただ、私は涙ぐむ母達を見ながら
《皆、何かに悩み、何かがしんどいんだな》
と思っていた。
悩んでいることはそれぞれ違うにせよ、我が子がもうすぐ学生ではなくなるという現実を前にして皆それぞれが我が子の子育てで何かに悩み、何かにしんどさを抱えているのだという現実に、不謹慎だけれども私はちょっとホッとした。


太郎が小学校に入ってしばらくした時に
【太郎君ママは一匹狼やな】
と言われたことがあった。
別に私は一匹狼のつもりはなかったが、昔から変に群れたりするのは正直面倒くさい。
だから皆とある程度の距離を取っていたのだと思う。

でも群れたい人にしてみれば、そんな私の姿は一匹狼に映っていたのだろう。

でも集団で何を話しているのかと思えば先生の悪口だったりするのだ。
私にしてみれば、申し訳ないが馬鹿馬鹿しいことこの上ない。
なのでとりあえず愛想笑いをしつつ、やはりその輪の中にはあまり入らなかった。


だが、中学部になった時、同じ人に
【太郎君ママのスタンスは本当にいいと思う。昔から変わってないもんな。群れるのって、しんどい。】

と言われた。

どちらが正解ではないだろう。
もしかしたらどちらも正解なのかもしれない。

でも私はその場面で涙ぐむ母達を見ながら、こんな風にちょっとした会話でもお互いの気持ちが分かる関係でいいじゃん、と思う。

正直、太郎が荒れるしんどさはいくら言葉を重ねても経験した者にしかわからないと思うし、逆も然り。

少しだけ普通の子育てではない経験を積み重ねている私達だからこそ、そんな風に少しの言葉で繋がっていけたらそれで十分なのだと思う。

頑張ろうぜ、母。
負けるな、母。








# by ganbaru-okan | 2018-11-05 11:10 | 色々思う事 | Comments(4)