遺伝子

突然だが、太郎は生まれた時から父親似だった。
妊娠中、幾度も『パパに似て生まれておいで』とお腹に向かって話しかけた私の願いは見事に叶えられた、と言える。
二人が並んで寝ていると同じ顔の大小が横並びで笑えたくらいだ。
だが、今、二人が並んで同じ顔で寝ているのを見るとちょっとウンザリするのは気のせいか。

太郎は顔だけでなく、髪質や足の形も主人似だ。
性格も主人に似ている。
外面がいいあたりは、本当にそっっっくりだ。ちょっと強調してみた。

ではそんな太郎の中で私に似ているところはどこなのか。
それは爪の形。
後は恥ずかしげもなく外で歌えるとこくらいか。
なんじゃそりゃ。

一方の花子は、太郎のこともあり妊娠中はずっと『元気に生まれておいで』と願い続け『パパに似て生まれておいで』と話しかけるのをすっかり忘れていたので残念ながら私に似ている。
花子がお腹にいる時に主人と共に受診したエコーの日、画面に映った顔を見て私も主人も無言になった。
写し出されていたのは、じぃじの顔、つまり私の父とそっくりな赤子だったからだ。
私は父親似である。もう笑えるくらいに父親似で、父親がまだ若い頃『私が髪の毛七三にしてスーツ着たらお父さんやな』と言うギャグが家族の鉄板だったくらいだ。
だが花子の髪質は主人似だし、眉毛も主人似なのだ。
だけど全体的に見ると私に似ている。
一体どうしたんだ。

因みに主人と主人のお父さんも激似である。
つまり太郎は主人の遺伝子、花子は私の遺伝子が勝利したのだ。

だが最近、太郎と花子は似てるね、と言われることが増えた。
何がどうなったのか、もう未だにさっぱりわからない。

本当に不思議なことだ。
命って素晴らしい。
……あ、太郎がたまに見せる愛らしいところは非常に私に似ている。
と、信じてるんだがどうだろう( ̄▽ ̄;)








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by ganbaru-okan | 2017-02-28 18:50 | 色々思う事 | Comments(0)