太郎にとって学校やデイは《自分の場所》のようだ。
自分の場所とは、文字通り自分の場所でありそこに親は必要ないし逆にあまり来て欲しくもない。
百歩譲って来てもいいけどいらん事せんといて、と太郎は絶対思っている。

太郎の通う学校は例えば体育大会などの行事の時は親と一緒に昼食を取る。
その日は先生方も色々忙しいし人手も足りない。いつものようにマンツーマンで食事介助が出来る体制ではないからだ。

だが太郎はこの《学校なのに親と一緒に食べる》ことが嫌なのである。
私は朝から一生懸命作ったお弁当を広げて《さ、食べよか》と声をかける。

するとどうなるか。



荒れ始めるよね(ㅍ_ㅍ)



そして結局最終的にはいつも先生が介助して下さるのだが。

結局のところ《オレは納得出来ない》と主張しているのだ。
学校ではいつも先生と食べるじゃないか、と。

何年もここは彼のポイントであり、そこをどう持っていけば太郎が納得するのか未だにわからない。


先日、行事がありまたもやその場面になった。
花子も一緒に居た。

案の定太郎が荒れ始めた。

落ち着かせようとしても太郎はどんどんヒートアップしていく。

私は何とか宥めようとし、先生達もあれやこれやと関わってくれた。
最終的にやはり先生と食べ始めてから落ち着いたのだが。


その日帰宅した後、花子が私に

《(太郎が荒れ始めた時)誰かが【あー、またや】って言ってん。ママ聞こえてた?》

と聞いてきた。
私はそれを聞いていなかったが、花子曰く
《いや、絶対言った》
と譲らない。

《花子な、【またや、って何やねん( º言º)何で太郎がこうなるんか分かっとんのか!】って思った》

と言う。

そして
《~のお母さんがな、めっちゃ太郎のこと見てたで!もうガン見どころちゃうで!何なん、あの人!》

と言ったそのお母さんは、まさしく太郎が荒れ始めた時にわざわざ私のところに来て

《太郎君て家でもこうなん?》

と聞きに来たのだ?


……は?(ㆆ_ㆆ)

何故それを聞きたい?(ㆆ_ㆆ)
先生でもない貴女が?(ㆆ_ㆆ)



《いや、家では私と食べるし、何ならパパが食べさせようとしてもママがいい!って言うよ。学校という場所で何故親と食べなければいけないのかが納得出来ないんちゃう?学校は自分の場所やからさ、太郎には》

と言うと

《…あー、そうやんな。うちも迷惑そうな顔するもん、学校では》

と言い残して自分の場所に戻って行った。

何を思いそれを聞きに来たのかさっぱり分からなかった。
只一つ言えることは太郎や私を心配しての言葉ではないなと瞬時に思ったよということだけである。
その人は以前にも太郎のことで色々言ってきた人で、何だかなぁな人だ。

それにしても親と一緒に食べるお弁当。

私にはもうこの時間が苦痛でたまらない。
いっそのこと休ませようかとまで思う。

何故太郎がその場面が苦手なのか、その原因と対策を突き詰めて議論したい、先生方と。


また来年もあるぜ。
ほんと、勘弁してはくれまいか(´×ω×`)


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# by ganbaru-okan | 2018-11-19 11:10 | 思春期との闘い | Comments(2)

元々私は甘い物が好きで好きで仕方ないという訳ではない。
嫌いではないので食べるけれども、そう頻繁に欲しくなることもない。
どちらかというと甘い飲み物なども勘弁して下さい、と思う。
なので珈琲もブラックが好きだ。

なのに、ここ最近無性に甘い物を食べたくなっていた。それはもう、無性に。
なのでチョコレートやら飴やらをちょこちょこと食べていたが、食べながらも、この甘い物欲求は何かがおかしいなと思っていた。


案の定だ。

それはいきなりきた。


何が?






風邪(¯∇¯٥)





昨日の朝起きたら明らかに《おやまぁ、あなた。すっかり風邪をひきましたね?》という体調になっていた。

……(¯∇¯٥)


けれど、例え風邪を引こうが子供は朝食を待ってはくれない。特に太郎だけれども。
起きてすぐにマスクを着用し、後はいつもと変わりない生活。

我が家の場合は
《どうも私が風邪っぽいから、夕飯は皆さんで外食してきてね。私はもう寝るわ!》
とは問屋が卸さない。

仕事も行かなきゃいけないし。
おまけに花子の武道の日だし。

そんな訳で1日頑張って、夜は倒れるように寝た。


今朝はより一層、全身がTHE・風邪だ。
しんどくて1日横になっていたいなと思うがしかし、それはやはり許されない。

家事と仕事をこなしながらどんどん悪化していることを自覚しながらも、夕方帰宅し大急ぎで子供達と母の夕飯を整えた。
太郎が帰宅する頃にはもうヘトヘトだ。

おまけにご機嫌だったはずの太郎が夕飯中にいきなり荒れ始めた。
ボーっとする頭で《太郎も一週間の疲れがたまったのかな》と思いながらしばらく見ていたが、例の如く奴は私に向かってくる。
そうでなくても体調の悪い時にギャーギャー叫ばれると、こちらの頭の中にはいつも以上に響く。

何が原因かもわからないままに怒り狂って向かってくる太郎の手をかわしながら闘ったが、彼が落ち着く頃には私の右腕は太郎の掴みで腫れていた。

しばらくして落ち着いた太郎は何事もなかったかのようにご飯を食べ始める。

食べさせながら、本当に、本当にしみじみと

《つい最近まで、この荒れが毎日だった。三年半も、毎日毎日だったんだよなぁ……。ほんとよく頑張ったよ、私(´•̥ω•̥`)》


と心の中で自分を褒めたよ。
本当に珍しく自分を褒めてあげた。


あの日々をもう一度、と言われたらもう越えられないと思う。
それほどにやっぱり苦しかったし、しんどかった。
遣りきれない、そして行き場のない怒りや悲しみにずっと支配されていた。


この間車で信号待ちをしている時に、道端で叫び自傷行為をする多分高校生くらいの男の子と、それを宥めようと懸命に声をかけ続けるお母さんらしき二人組がたまたま目に入った。

私には他人事ではないだけに、本当に胸の痛む光景だった。

何かにもがき苦しむ子。
その子をそれでも受け止め、懸命に守ろうとする母。

あのお母さんだって、きっと1度はこの子の母であることが嫌になったことがあるはずだと思う。

綺麗事では語れない苦しみは、きっと今、懸命に闘っているあのお母さんにもある。


嵐が去りニコニコしている太郎を見ながら、そんなことを考えていた。


それにしても久しぶりの風邪は、なかなかになかなかだぞ(¯―¯٥)

皆様もどうぞご自愛下さい。



































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# by ganbaru-okan | 2018-11-16 20:35 | 思春期との闘い | Comments(3)

記録

久しぶりに自分のブログを読んでみた。
ブログってやっぱり記録になるなぁと改めて思う。
その時の自分の感情までがまざまざと思い出されてちょっと息苦しくなったりもしたけれど。


太郎の思春期が始まる前から書いておけば良かった。
そうすれば思春期を迎えてから今までの彼の足跡が残せたのに。


先日、太郎が小学部だった頃の毎日学校の先生とやり取りしている記録を少しだけ読み返してみた。

《叱られて、ちゃんとごめんなさいを言えました》とか《帰ってきてから花子と一緒にお風呂に入っていた時に~》とか、あぁこんな時代があったなぁとしみじみしてしまう。

小学生の頃の太郎は今ほど語彙もなく、今ほどは感情の波もなく、まだまだ可愛かったのだ。記録を読む限りは。

この時代があって今があるのだと思う。
この時代があったからこその今なのだ。
私達以上に毎日毎日の積み重ねが大切な太郎が今あるのは、このころ、いや生まれた時から色々な人が関わり積み重ねてくれたお陰でもある。

色々な形で記録を残していく作業って、後々その価値に気付くのだと思う。

苦しくてたまらなかった三年をまだ抜けきってはいないが、それでももう既にちょっと振り返ることが出来ている。

そう思うと人間って凄いのかもしれない。











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# by ganbaru-okan | 2018-11-16 10:55 | 思春期との闘い | Comments(3)

悪魔の囁き

決して褒められたことではないし、別に褒められたり賛同を得たい訳でもないが。

私は常々花子に悪魔の囁きをしている。
悪魔の囁きとは言っても

【姉さん、寝る前にケーキでもどないでっか?(๑ ิټ ิ)
そらまぁ確かに太りますけどな。でもそこはほら、ケーキを食べる幸せの方が勝りますやろ?ヒッヒッヒッ(๑ ิټ ิ)】

ということではない。
そもそも花子はケーキをあまり好まない。

悪魔の囁きとは
【ちょっとやってみたら?】
とか
【ちょっとくらいええやろ!】
と、彼女が守ろうとしている校則や学校の決まり事をちょっと逸脱したら?という囁きである。

母親としてあるまじきっ!(ʘ言ʘ╬)

と教育熱心な保護者の方々からは間違いなく非難されるであろう。
逆にされないとも思っていない。


ではなぜ囁くのか。

このブログを読んで下さっている方々はもうご存知だとは思うが、花子は変なところが真面目な子である。

真面目でいいじゃん!何がダメなの!

と思われましょう。

ただ、人間ってやっぱり何事も経験しないとわからない。
良いことも悪いことも。
【身をもって知る】
って思う以上に大切なことなんだと私は思っている。

だからこそちょっと校則に違反してみたりいけないと言われていることをやってみたり、その時のドキドキやワクワクを味わい、運悪くそれがバレた時の違う意味のドキドキも叱られた時のムカムカもちゃんと経験して欲しいのだ。

経験した上で《もうやらない》と思ったら思ったで良し。
《でももうちょっとやってみちゃう?》と思ったら思ったで、それもまた良しだ。

 父親が生前
《遊びは人生の糊代を作る》
と言っていた。
初めてそれを聞いた時、私はまだ子供でその意味もわからなかったが、大人になった(多分:笑)今は本当にそうだなぁと思う。

なので、先日の体育大会の日の携帯持って行く事件(事件なのか?:笑)は私にとってみれば
《よしよし、いいぞいいぞ》
だった。
その上でちゃっかりとバレてしまい、職員室に呼び出され先生にお説教されたことまでを含めて、私にしてみれば《よっしゃ!でかした!》だったのだ。

携帯事件以降、花子は《もう持って行かん》と決心したようだが、その花子に聞いてみた。 
《なぁ?学校で皆と写真撮った時楽しかった?》
花子は
《いや、楽しかったけどさ》
と言う。
《学校にこっそり携帯持って行った時、ワクワクしたやろ?》
と重ねて聞くと
《ワクワクしたで》
と言う。

それでいい。
ダメだと言われたことをちょっと逸脱した時のワクワクも、叱られた時の感情も経験出来た。
私が無理にさせようと思っても出来ないことだ。

両親揃って、常々《もし学校やら警察に呼び出されてもちゃんと行ったるから安心して》とこれまたあるまじき発言をしているにも関わらず、花子はほとんど冒険しない。

それは一重に彼女の性格だ。
慎重で怖がりな性格が悪い訳ではない。
ただ、だからこそ色々なことを身をもって経験してほしいと切に願う。
もし花子の性格が奔放であったなら、私は悪魔の囁きはしないかもしれない。加速させてしまうだろうから。

沢山経験してみることを恐れずにいてほしい。
特に10代でしか味わえないことって沢山ある。
それは別に犯罪に手を染めろという意味ではない。仲間と一緒にちょっと逸脱したことをやってみる、それを恐れないでほしいと思う。
そしてそれをちゃんと経験してから大人になって欲しいと切に願う。

因みに私が彼女に《これだけは絶対ダメだ》と教えているのは薬物くらいだ。薬物だけは手を出すなと重ねて言っている。

何の話しなのかわからなくなってきたぞ(¯∇¯٥)

最近、落ち着いていれば毎朝太郎が私に《ママ、お仕事がんばりや!》
と言いながら頭を撫でてくれる。
私も太郎の頭を撫でながら
《太郎も1日頑張っておいでや!》
と言う優しくも麗しい光景が繰り広げられる。

今朝もそんな風に頭を撫でながら
《太郎も1日頑張ってきてな!全部終わったらちゃんと帰ってきてや!》
と言った後に
《盗んだバイクで走り出しちゃってもいいよ?ママ、呼び出されたらちゃんと学校行ったげるしな!》
と言うとそれを聞いていた主人が隣で十五の夜を歌い始めた。そして
《パパも行ったるで!》
と言う。
いや、貴方が出てきたら色々とややこしいのでそこはご遠慮頂きたい。


夫婦揃ってそうなのに、真面目な花子。
DNAの突然変異かもしれない。
いや、親の背中を見て育ったからこそなのか(¯∇¯٥)


それにしても携帯持って行く事件の時に掛かってきた担任の先生からの電話。その会話の中で

《まぁでもまだまだ可愛いもんですわっ!》

と笑っていた担任の先生に

《ほんまですよね。もっと色々やればいいのにねぇ~》

と笑いながら言った私の言葉に、これまた大笑いしてくれた先生を素敵だなと思った私なのである。












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# by ganbaru-okan | 2018-11-15 11:05 | 色々思う事 | Comments(3)

通院だったよ

太郎の通院は体力と共に気力も必要になる。
勿論私の。

だが彼は何故か通院が好きなのでまぁまぁテンションも上がるし、嫌がられて泣かれるよりもその辺は有り難いとは思う。

昨日は久しぶりの通院だった。
太郎はもう朝から楽しみで仕方ないようだ。
一体通院の何がそんなに楽しみなのかがいつもで経っても私にはさっぱり分からない。
楽しみなくせに歯医者では診察台に上がると貝のように口を閉じるし。
小児神経でも喉を診てもらう時に、歯を食いしばる。
けれども彼は通院が好きなのだ。
あ、でも採血は我慢しているようだけど。
色々と、おいおい(@_@)である。

さて、その先日の通院時。
診察が終わり会計を待つ間、優しそうな受付のお兄さん・お姉さんをロックオンした太郎はちょっと離れたところから何だかんだとずっと喋りかける。
太郎だけならばいいが、当然ロビーには沢山の人がおられた。
そのロビーに太郎のデカイ声が響き、周りの方々に申し訳ない気持ちになった私は太郎の車イスをくるりと受付に背を向ける方向に回した。

次の瞬間、太郎が荒れかけた。
大声で叫ばれる前に気分を変えようと車イスを押して歩き始めた時に、太郎が

《ちゃう!お姉ちゃん!》

と言う。
その声は聞こえてはいたが、気に止めずに私はそのまま車イスを押した。

すると更に太郎が言う。

《お姉ちゃん!》

2回目のお姉ちゃんが引っ掛かり、私は太郎に聞いた。

《お姉ちゃん?さっきのお姉ちゃんのところがいいの?》

すると太郎は

《うん。お姉ちゃん…》

と答えた。

なんのことはない。
太郎はさっきまでのあのポジションが良かったのに私が勝手に方向転換をしたから怒り始めたのだった。


太郎には見通しを持たせ何事も丁寧に説明しましょう、という基本をさっぱり忘れていた(と言うか、面倒くさがった)私のせいだ。

再びお姉ちゃんの見える位置に座ると、太郎はご機嫌で再びお姉ちゃんをロックオンして話しを始めた。
話しと言っても太郎が一方的に話していただけなのだが。

そんな太郎を見ながら思う。

《さっきの場面で【違う!このままがいいの!】と言えたら太郎はもっと楽になれるのに。荒れなくても気持ちを伝えていけるようになるのに。今のこの子に必要な力は、やはりそこだな》

逆に言えば、やはり【違う!】とか【聞いて!】とかを上手く言えないから太郎の場合は荒れという表現になってしまうのだ。

なるほどやはりそうなのか、と今更ながら痛感した。

彼がそんな表現を獲得出来るのはいつなのだろう。
そこを太郎に丁寧に伝えていかなければ。
そして彼の言葉や世界がもっと言葉が広がってくれる日を信じなければ。


それにしても診察室でドクターと話をしている時には口数少なく、しかしながら綺麗な看護師さんが入ってきた瞬間に目を輝かせ話しかける太郎よ。

あれだけ病院に行く車の中で

【せんせーに、こんにちはって言っていい?】

と盛り上がっていたくせに、肝心な場面で先生に【こんにちは】を何故言わぬ。

【明日はぁ、デイですっ!】

という情報は先生も望んではおられないだろう。
そのくせ帰りの車で

【せんせーとお話したよー!(๑˃́ꇴ˂̀๑)】

と盛り上がっているのは何故なのか。


何だか色々な気付きと疑問と疲れの残る通院だった。
┐(´д`)┌ヤレヤレ














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# by ganbaru-okan | 2018-11-14 15:10 | 思春期との闘い | Comments(3)

面倒くさくないのか?

職場で同期の人達による【グループLINE】がある。

今時は色んなグループがあるからなかなかに面倒くさい。
自分が望む以外は正直面倒くさいが、入らなければいけない空気に仕方なく入る。

その職場のグループLINEで
【私、もう仕事を辞めるわ】
とある人が書き込むと、そりゃもう次々に
【辞めんといて!】
【皆で頑張ろう!】
【ここは一緒に踏ん張ろ!】
と色々な人が書き込んでいく。

辞めるわと言った人は、会社のこういうところが嫌なのと理由を書き込み、それに対してまた延々と書き込みが続く。









面倒くせぇーっっ((유∀유|||))







そのグループの着信音はOFFにしてあるのだが、気付いたら未読が130とか。



皆、暇か(ㅍ_ㅍ)



仕事なのだ。
当たり前だが続けるも辞めるも自分で決めるべきだし、高校生のクラブ活動じゃない。

意気揚々と書き込む人達に正直うんざりもしている。
本当に私はそういうことに向いてないなと痛感する。


なのでコメントは入れない。
話を振られたらコメントするが、それ以外は既読スルーだ。


いやもうほんっと、面倒くさい。
しばらくしたらこっそり抜けようかと思うこの頃である。








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# by ganbaru-okan | 2018-11-13 10:55 | 色々思う事 | Comments(11)

まだ花子が保育所に通っていた頃のことだ。

その日、何かの都合で太郎を連れてのお迎えだった。
その時多分車椅子を車に積んであったが、車椅子を降ろして太郎を乗せるという作業が面倒だったので私は太郎を抱いて保育所に入った。

その時すれ違った名前も知らないお母さんが太郎に
《お兄ちゃんやのに抱っこしてもらって。甘えてんのー?》
と言った。

太郎が歩けないことを知らない人から見ればそりゃそうだわなと思ったものの、決して甘えている訳ではなくこうしなければならないんですよ、と説明するのも面倒で私は笑ってやり過ごした。

そんな小さな言葉が棘のように刺さる時期がある。
特にまだ障害を持つ我が子が幼い内は。

それは親として障害を認めていないというより、まだ色々な現実をきちんと飲み込むことも、そしてそれにどう立ち向かえばいいのかもがわからないからだと思う。

以前にも書いたと思うが、太郎が普通のベビーカーからいわゆるバギーに初めて乗り換える時、私には正直葛藤があった。
何が嫌だったのか。

【これで誰がどう見ても太郎は障害児として見られてしまう】

ということだった。

勿論その時の太郎にはもうベビーカーは小さかったし、年齢的にももう乗り換えるべきだったので私はバギーを注文したのだ。
だけれども、だ。
だけれども、誰がどう見ても障害のある子になってしまうということが嫌でもあり、どこかでやはり怖かった。

そういう自分を今思い返したら、きっとまだまだ私は太郎の障害を受け入れてはいなかったし、どう立ち向かうべきなのかも分からなかったのだと思う。
当たり前だが理想と現実との狭間で葛藤していた時期だった。

母は強くなければ、と言われるが、母だって元から母だった訳ではない。
何故うちの子が…と思うし、健康な子を見ると余計に何故うちの子だけが…とも思う。


色々な意見はあると思う。

けれども私は正直未だに「せめて太郎が歩いてくれたらなぁ」と思ってしまう瞬間がある。
知的な遅れとか癲癇とかそこらへんはあまり思わないが、彼が自分で移動出来る子だったらなぁと叶わぬ願いはやっぱりある。

例えば誰かから健康なお子さんの「うちの子、本当に~だから困っちゃう」という愚痴を聞くと


「でも、自分でトイレに行ったり、友達と遊んだり喧嘩したり。自分で自分の生活を選択できるって、本当はそれだけで十分なんだよ?」


と意地悪な気持ちにもなってしまう。
そこを人間が出来ていないと思われても結構だ。

けれどもそんな事を言うと

「確かに大変だとは思うけど、私の子と貴女の障害児の子育てとは違うわよ」

と思われてしまうのも胸糞悪いな、とかいう気持ちにもなるので言わないけど。
別に強がりではない。

確かに誰しも我が子には、我が子だからこそあれやこれやと期待し望んでしまうのも当たり前なのだが。

ただ、元気に生まれてきてくれたことに感謝してあげて欲しいのだ。
子供が元気に生まれてくるって、本当に奇跡だと思う。

ほらやっぱり強がりじゃないかと改めて思われたかもしれない。
まぁそう思うのもその人の勝手なので、これ以上は言わないことにするけど。



私の場合はそれが歩行だけれど、お子さんの状態によってはそれがもっと生命に密着するような事柄である人も多いと思う。
母も人間である以上そこんとこの本音は表に出さないだけで、皆心のどこかに必ずあるのではないだろうか。

太郎が大きくなるにつれてそんな本音を話すことも少なくなってきた。
【太郎が歩けないこと】はもう当たり前だよね?という周囲の空気が私を黙らせる。
別に歩行が出来なくても太郎は太郎。
当然、それも分かってもいる。
けれども人間、全てのことをそんなにスッパリと割りきれるものでもなかろう。

ローマは1日にしてならず。
母も1日にしてならず。

この気持ちは私が墓場まで抱えて持ってゆく事柄の一つであるのは間違いないと思っている。

























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# by ganbaru-okan | 2018-11-10 09:00 | 息子・太郎のこと | Comments(10)

トホホ(;つД`)

記事を書き、題名をつけて、さぁアップしようとしたその時に、消えたのだ
。記事が_l ̄l●lll

少しずつ一生懸命書いたのに_l ̄l●lll


このショックは筆舌に尽くし難い。


いやもう誰か復旧の仕方をご存知ないでしょうか。


…っていう程の記事だったのかは疑問ではあるが(¯∇¯٥)

あまりのショックに今日はこれで…(泣)
トホホ…(;つД`)




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# by ganbaru-okan | 2018-11-09 20:25 | 色々思う事 | Comments(2)

あらー…( •́ㅿ•̀ )

私は料理に豆苗をよく使う。
安いっていう理由もあるが、豆苗って一回使った後、根を水に浸しておくとまた伸びてくる。
一生懸命伸びてくるその様が可愛いというのもあるし、2回も使えてラッキー!という気持ちも否めない。
誠に正しい主婦であるといえよう。

さて花子。

今月から学校が衣替えで久しぶりに制服のブレザーを着た朝に、花子が
《…なぁ…短いねんけど…》
と言う。
そうでなくても太郎の身支度でバタバタしていた私は何が短いのかも確認せずに

《大丈夫、短いのはきっと気のせいやで。》

と言った。
その言葉にムッとしたのだろう。
花子が私の前に来て

《ちゃんと見て!短いって!》

と言うので仕方なしに手を止めて見てみると、ブレザーの袖が明らかに短くなっていた(¯∇¯٥)
思わず《…あらー…》と呟いた。

今年の春までは大丈夫だったのに。
やっぱり子供は夏に大きくなるな。


入学する前に制服を買いに行く時にどうしても大きめを買ってしまうのは

《頼むからこれで3年間過ごしてよ。買い換えはごめんだぜ》

という母の気持ちの表れであろう。
だって制服、高いよね( ´•̥ω•̥` )


余談だがその入学前に花子の制服を買いに行った時。
なるべく大きいサイズを買いたかった私は、制服のポロシャツのコーナーで

《Lでいいです!》

とキッパリ言った。
するとそのコーナーにおられた業者さんが花子にLのポロシャツを合わせながら

《お母さん、いくらなんでもこれは大きすぎます》

と途方に暮れた顔で私を見る。
確かに合わせて貰っている姿を見ると、まるで父親のポロシャツを着ました状態の花子が私を見ていた。
…確かに。これはいくらなんでもやっぱりダメか( •́ㅿ•̀ )とちょっと悔しかった。
けれどブレザーは少し大きめに作ってもらった。
後日出来上がったブレザーを着せると花子の身体はまだブレザーの中で泳いでいたのだ。
私にすれば《いいぞいいぞ(*•̀ㅂ•́)و》であったのだ。


そんな訳で、花子は大きめの制服を着ていたはずだったのに。
今、袖以外はジャストサイズでこれ以上大きくなるともう入らなくなるのは目に見えている。

だが、今シーズンと来年の冬に着たらもう中学の制服は不要になるのに今このタイミングで買い換えるのは非常に悔しい。

私は今春高校生になった娘を持つ友人に《制服、まだある?》
と聞いてみた。
ラッキーなことにまだ制服が手元にあるとのこと。有り難いことにお下がりを頂けることになった。

本当に良かった(´;ㅿ;`)

それにしても、つくづく何が良かったと思うって、太郎に制服がないことである。
花子でさえ、それだ。
もし太郎が制服だったら、きっと今までに何度も買い換えなければならなかっただろう。そのくらい太郎は中学生になった頃からぐんぐん大きくなった。

ありがとう、私服OKの支援学校(´:ω:`)

しかしながら、そんなことで一喜一憂出来るのも後数年。
そう思うと一抹寂しさも感じてしまう今日この頃である。








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# by ganbaru-okan | 2018-11-08 10:40 | 色々思う事 | Comments(4)

一匹狼?

先日書いた私の額の傷。
私は花子にちょっと見て!と傷を見せた。
花子はびっくりして
《(原因は)太郎?》
と聞いてきた。
《太郎以外に何がある(ㅍ_ㅍ)》
と言うと、花子は

《誰かに何か聞かれたら、寝返りした時にタンスの角でぶつけて傷が出来たんですぅー!って言っとき!》

と言った。

いや、どんだけ激しい寝返りやねん。そんな奴はおらんやろ(¯∇¯٥)

さて、その原因となった太郎。
やはりどうにもこうにも登校前の時間に荒れる。
今朝も
【もうすぐ着替えが終了だっ!やったぜベイベー(๑•̀∀•́ฅ ✧】
と私がちょっと嬉しくなった瞬間に荒れ始めた。

…か~っっっ(ʘ言ʘ╬)

と思ったその時に主人が部屋に入ってきたので
【私は出ます】
と一言言い残して部屋を後にした。
その後主人は黙々と太郎の装具を着けていた。
今日はそれからは落ち着いていたのだが。

本当にいつになったらいかなる場面も落ち着いて過ごせるのだろう。


少し前に太郎の同級生の母数人とランチに行った。
普段、私は誘われてもほとんど行かない(行けない)ので非常に珍しがられたが。

食事をしながら色々な話になる。
その時に

【…ほんまにさぁ。この子らの子育てのゴールはどこ?って思うよね】

とか

【何が正解?って迷わん?】

と思わず口にした。

するとそこに居たメンバーが一同に涙ぐむ。
泣きながら食事をしている風景は他から見ればなかなかにシュールだ。

ただ、私は涙ぐむ母達を見ながら
《皆、何かに悩み、何かがしんどいんだな》
と思っていた。
悩んでいることはそれぞれ違うにせよ、我が子がもうすぐ学生ではなくなるという現実を前にして皆それぞれが我が子の子育てで何かに悩み、何かにしんどさを抱えているのだという現実に、不謹慎だけれども私はちょっとホッとした。


太郎が小学校に入ってしばらくした時に
【太郎君ママは一匹狼やな】
と言われたことがあった。
別に私は一匹狼のつもりはなかったが、昔から変に群れたりするのは正直面倒くさい。
だから皆とある程度の距離を取っていたのだと思う。

でも群れたい人にしてみれば、そんな私の姿は一匹狼に映っていたのだろう。

でも集団で何を話しているのかと思えば先生の悪口だったりするのだ。
私にしてみれば、申し訳ないが馬鹿馬鹿しいことこの上ない。
なのでとりあえず愛想笑いをしつつ、やはりその輪の中にはあまり入らなかった。


だが、中学部になった時、同じ人に
【太郎君ママのスタンスは本当にいいと思う。昔から変わってないもんな。群れるのって、しんどい。】

と言われた。

どちらが正解ではないだろう。
もしかしたらどちらも正解なのかもしれない。

でも私はその場面で涙ぐむ母達を見ながら、こんな風にちょっとした会話でもお互いの気持ちが分かる関係でいいじゃん、と思う。

正直、太郎が荒れるしんどさはいくら言葉を重ねても経験した者にしかわからないと思うし、逆も然り。

少しだけ普通の子育てではない経験を積み重ねている私達だからこそ、そんな風に少しの言葉で繋がっていけたらそれで十分なのだと思う。

頑張ろうぜ、母。
負けるな、母。








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# by ganbaru-okan | 2018-11-05 11:10 | 色々思う事 | Comments(4)

吉本の芸人さんが多数テレビに出演されるようになったことで関西弁が昔に比べて今は随分と周知されているものの、実際に対面で喋る関西弁は関西に居住する人以外にはかなりきつく聞こえるようだ。
私も昔転校生に《関西弁って怖い》と言われたことがある。《最初は皆、怒ってるのかと思った》とも言われた。
勿論関西と一口に言っても土地によって様々ではあるが。

まぁ先ず、どちらかというと確かに喋るスピードが早い。そしてどちらかと言うと、聞こえが柔らかくもない。京都弁は別にして。

でもわりと良くない表現で使われる《大阪のおばちゃん》は実は意外と人懐こく親切だったりもすることをご存知か。

その関西弁の中で有名なのは何だろう。
《なんでやねん!》
というツッコミか。
それとも
《おおきに》とか《しらんけど》とか《しばくで》
などという言葉か。

この《しばくで》という言葉。
【何だか怖いわ《しばく》って何!?】と思われたあなた。是非ともお調べ下さい。

では関西人が皆一様に《しばくで》と言っているのかと聞かれたら、答えは《いいえ、そんなことはありません》だ。
上品な人はまず言わない。
けれども中には《しばくで》を多用している場所がある。

それはどこか。






何を隠そう我が家であり、しかも私なんだよ?(ㅍ_ㅍ)






何度も何度も同じ事を注意されてもやらない花子に
《あんた、ほんまにええ加減にしとかなしばくで》
と言うことなんて、我が家では日常茶飯事である。
ここでミソなのは、私以外主人も母も《しばくで》などという言葉は使わないことだ。
なので我が家における《しばくで》は私の独占市場なのである。


だからといって私が本当に花子をしばくのかと聞かれたら、しばきはしない。
ただ、しばきたい気持ちに駆られることはいくら我が子相手とはいえ、たまにある。正直。
いつか何かでしばく事があるかもしれないが、花子相手では私の身が危ないのでそれまでに私は身体を鍛えておかなければならない。

…と、そんなことはどうでもいい。



最近帰宅時の荒れがなくなり、随分と落ち着いてきた太郎。
朝は相変わらず荒れるけれども、どちらかというと短期集中型であまり長引かなくなってもきている。いや、だとしても奴は訳のわからんところで荒れるのだが(¯∇¯٥)
只でさえ時間がない朝の荒れに、こないだは主人が怒髪天で久しぶりに本気で叱られていた。



そんな太郎が先日、落ち着いたはずの帰宅後にいきなり荒れ始めた。
いやもう久しぶりだったからなのか、パワーが有り余っていたのか、そりゃもう凄かった。
話し掛けてみたりしたものの、全く耳に入らない。
そうなるともう奴も本気、私も本気だ。

全身の力を振り絞って私に向かってくる太郎に、こちらも全身の力を振り絞って対峙する。

しばらくして闘いが終わり、そうなると太郎は何事もなかったかのようにニコニコと話し始める。
こちらとしてはなかなか気持ちの切り替えが出来ないのだが。


数時間後、主人が帰宅。
私の顔を見て
《顔、どうしたん!》
と言った。


失礼な!よりによって顔どうしたん!て、なんやねんっ(ㅍ_ㅍ)


と思ったが、鏡を見てみると額に横一文字に引っ掻き傷があった。
その他、胸元にも二本の傷があった。

全力で闘っていたので、不覚にもいつ傷がついたのか全然知らなかった(´×ω×`)

とはいえ、あろうことか太郎は私の美しい顔とセクシーな胸元に傷をつけやがったのだ。

胸元はまだ服で隠せる。
でも額は人目につくじゃないか。

半分諦めの気持ちもわきつつも、でも心の中で


おいっ!太郎っ!あんまり調子にのんなよっ!
しばきまわすぞっ!( º言º)


と思う。


《しばくで》の最上級、《しばきまわすぞっ》はこういう時に使うのだ。
もしくはそれを《いてもうたろか!》とも言うのだということを書き添えておく。


以上、役に立つ関西弁講座でした。
それでは皆様ごきげんよう。

















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# by ganbaru-okan | 2018-11-03 19:30 | 思春期との闘い | Comments(4)

おめでとう、花子

花子は太郎と同じ産院で出産した。

今朝書いた太郎の一件で不信感はなかったのか?と思われるだろうが、不信感があったのはその年配のスタッフにだけでドクターや他のスタッフさんは本当に皆いい人だったし、特に太郎の時のことを知っているドクターの方が良い気がした。
その証拠に、検診の度にドクターは本当に時間をかけて検診をし、エコーをしてくれたのだ。

その産院は赤ちゃんの性別は教えない主義のようで、太郎も花子も生まれてくるまで男の子なのか女の子なのかすら私は知らなかったし、聞かなかった。
正直、どちらでも良かったし。
花子の時は特に性別よりも元気に生まれてきておくれ、とひたすら願ってもいた。

花子の出産は破水から始まった。
それは夜中で、私に揺り起こされた主人はびっくりしつつも私を産院に連れて行く。
破水が先だったので、ドクターから陣痛促進剤を使った方が良いと言われた。

破水はしていたものの、陣痛はまだ来ていなかった私は産院で出された朝食を呑気に食べた。
主人がお腹に向かって
《パパが来るまで出てきたらあかんで》
と言い、とりあえず一旦出勤した。

そして分娩室に入り、促進剤を点滴で入れる。
奇遇にも太郎の出産時にお世話になった助産婦さんが担当して下さり、本当に安心したものだ。
点滴を入れてしばらくはその助産婦さんとペラペラペラペラ喋っていたのを覚えている。

でもさすがの促進剤。
あれよあれよという間に陣痛が起こり、あの何とも言えない痛みに飲み込まれた。

一旦出勤した主人が帰ってきて分娩室に入ってくる。
そこからは本当に産みの苦しみが続き、後に花子と命名される赤ちゃんが元気に誕生した。
産まれた瞬間、主人が私に
《女の子や!》
と言った。
《あぁ、君は女の子だったの》 
とその時初めて花子を見た。
私は花子に
《やっと会えたね》
と言った。

太郎のことがあったから特になのか、明らかにホッとされたのだろう。
ドクターウキウキした声で
《2800gくらい?》
と助産婦さんに聞いた。
その声に助産婦さんが
《ジャスト3000!》
とこちらも明るい声で答えていたのを聞きながら、私は心底ホッとした。

産まれた花子を本当に優しい眼差しで見ていた主人のことも覚えている。

産後の処置をされている間、私は分娩室の窓を見ていた。
窓からは日差しが差し込み、本当に綺麗だった。
まるで神様が花子の誕生を祝ってくれているかのような美しい日差しだった。


その後初めて花子のオムツ替えをした時にあるはずの物がそこになく
《うわ!そういえば女の子やった!》
とびっくりしたという母としてどうしようもないエピソードもあったが(¯∇¯٥)

女の子とわかった瞬間から花子の名前は主人に任せようと思っていた。
主人は命名辞典を片手に何日も考えに考えて、花子と命名した。

初めてその名前で花子を呼んだ時、あまりにもしっくりきたのが不思議だった。
小さな小さな花子が大きな幸せをくれたのだ。


そんな花子が先日14歳の誕生日を迎えた。
あの日からもう14年も経つのか、と感慨深い誕生日。

友達から沢山プレゼントを貰い、誕生日の日は花子の携帯は鳴りっぱなしだった。

その夜、花子が不意に私に

《ママ、生んでくれてありがとう》

と言った。
ちょっと驚いたが、私は花子に聞いてみた。

《生まれてきて、楽しい?》

花子は

《うん!めっちゃ楽しい!》

と答える。

《それだけで充分。ママのところに生まれてくれて、本当にありがとう》

と言うと、花子が優しい顔で笑った。

14歳の一年が貴女にとって幸せで楽しくて悔いのない一年になりますように。

お誕生日おめでとう、花子。










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# by ganbaru-okan | 2018-11-01 20:40 | 花子のこと | Comments(8)

太郎の写真

太郎は生まれて間もなくNICUのある病院に搬送された。
太郎は1700gで生まれてきた。彼はあまりにも小さかったからだ。

産婦人科の先生が
【元気やけど、一応入院して貰うな】
と言ったのを覚えている。

救急車が来て母と主人が同乗した。
出産を終えたばかりの私は前夜からの陣痛と出産で体力を使い果たした上でのその出来事に、心が着いていかなかった。
救急車が去ってゆくサイレンを聞きながら呆然としていた。

その日から私が出産するまで、毎日母乳を太郎の元に届けてくれたのは主人だ。
【今日は3cc、口からミルクを飲みました】
と看護師さんが言ってくれたと嬉しそうに報告してくれた。
え?3cc?と思う数字。
けれどもあの時の太郎にはその3ccを【口から】飲めたことが本当に大きな進歩だった。

そして主人は看護師さんが撮ってくれた太郎の写真を持ってきてくれる。
私は枕元にその写真を置き、暇さえあれば太郎の顔を見ていた。
違う病院に居る私達母子。
その間、太郎には会えなかったから。

ある日年配のスタッフが病室に入ってきた。
その人は用事を済ませ、部屋を出ようとした時に太郎の写真に気付いたようだ。

【向こうのスタッフが撮ってくれたん?】
と聞かれ
【はい】
と答えた私に、その人は吐き捨てるように
【大きく写してくれてるけど、ほんまに小さいからな!】
と言ったのだ。

一瞬何を言われたのか分からなかった。
その人の言葉に優しさは全くなく、太郎を小さく産んでしまった私を責めているかのような口調だった。

それでなくても現実に打ちのめされていた私は、自然と涙が溢れてきた。

その涙に気が付いたのか、そのスタッフはちょっとばつが悪そうに
【あ…ごめん…】
と謝り、部屋を出て行く。

その後1人になっても、涙は次から次へと溢れた。

しばらくして主人に電話をした。
私が泣き声だったので、ちょっと驚いた主人は優しく【どうした?】と聞く。
けれども私はさっき言われた一言を喉元で飲み込んだ。
何故飲み込んだのか、未だに分からない。


病院のスタッフにしてみれば赤ちゃんが小さく生まれたり、その他何がしかの緊急事態には慣れているのだろう。
仕事をする以上、緊急時対応は身につけておいて貰わなければならない。
だが、慣れすぎてしまった余りに越えてはならない一線を忘れてしまうことだけはあってはならない。
不用意に発したその言葉が相手にどう響くのかを考えられないのならば、医療職は辞められた方がいいと思う。

今の私なら即座にその言葉の300倍は言い返せる。
けれども出産して僅か数日の私にそれは出来なかった。

太郎に関しては、陣痛よりも出産よりも、1番はっきりとした記憶はその時泣いていた私自身だ。

あの時の自分を抱き締めてあげたいな、と今朝通学バスに乗り込む太郎を見ながらふとそう思った。








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# by ganbaru-okan | 2018-11-01 10:45 | 誕生~障害の告知まで | Comments(6)

おい、おっさん( º言º)

最近
《電車で赤ちゃんが泣いたら【迷惑だから泣き止ませろ】【降りろ】と言われた》
などの話がよく聞こえてくる。
なんとまぁ世知辛い世の中なのだろうか。

だって相手は赤ちゃんだよ?
泣くのが仕事だよ?

勿論赤ちゃんを連れた親の立ち居振舞いによって印象が変わるという一面もあるのかもしれない。
それはわかる。
赤ちゃんじゃなくても小さい子供って時には親の想像を越えたこともするし、親の言葉を素直に聞けないこともある。
何とか黙らせようと親は親なりに奮闘しても気持ちばかりが焦り、結局子供はうるさいまま、周囲の冷たい視線が痛い…なんてこともある。
太郎なんてもうおっさんだけど一旦荒れ始めたらもうどうしようもない。

だから、そんな場面が迷惑だと思う気持ちもわかるけど。
少なくとも小さい子ども相手には、大人としてもうちょっと広い心を持とうぜ、と思う。

身贔屓と言われても結構だが、私は私の身内や私の友人達、その他私が大切にしている人の子どもは本当に可愛い。
それ以外は?と聞かれたら
【いや、別に】と即座に言える。
赤ちゃんやヨチヨチ歩きの子のような存在自体が可愛い子供は別にして。


前置きが長くなったが、本題の花子の武道仲間の保護者の話。

今回は明らかに悪口を書く。
分かっていながらも、書いてやるぞ。


以前とは違い、今習いに行っているところはほとんど保護者同士の日頃の交流はない。せいぜい大会などで顔を合わせる程度だ。
勿論会えば挨拶するし、世間話などはする。けれどもお互いに例えば連絡先を交換したりも私はほとんどしていない。
子供達同士は別にして。

その保護者の中に一際異彩を放つお父さんがいる。

その人はどんな大会で会っても、いつも娘さんの為になのか自分の為になのか近隣のコンビニを巡り食べ物を買ってくる。そして娘さんにも食べ物を渡し、自分も座ったなと思うと何かを食べ始める。
食べているなと思うと次は寝ている。
そして目を覚ましたなと思うとまたコンビニ巡りをし……とそれを繰り返し、本当にある種独特な人なのだ。

別に食べようが寝ようが私には関係ないが、ある時特別な練習が遠方であった。
その人は車を所持しておらず、他の保護者に同乗させて貰ったようだ。

練習が長時間だったこともあり私達夫婦も途中まで車で待っていたが、ちょっとくらいは見ておこうと練習を見に行った。その時同じくどこかに出ていたそのお父さんも帰ってきて私の隣に座る。


……ん?……


最初は二日酔いなのかなと思った。
二日酔いでアルコールが抜けていないのかと。ただ、その時、時間は14時を過ぎていた。二日酔いにしてはちょっと合点がいかない程のアルコール臭。

時間が経つにつれ、疑問は確信に変わる。



てめぇっ、今、ビール飲んできただろっ( º言º)



呆れ果てるとはこういうことだなと思う。
子供達は一生懸命練習している。
先生も一生懸命指導して下さっている。
おまけにあんたは他所の車に乗せて貰ってきた筈だ。
なのにビール。
バレないと思ったのだろうか。

私は主人にこっそりその事実を耳打ちした。
主人も呆れ返る。当たり前だ。

元々その人は【我が子だけ】が脚光を浴び【我が子だけ】が称賛されたいタイプで、花子がそこに移籍した当初から明らかに花子の存在が邪魔だという空気を醸し出している。
だって花子が入ると我が子だけが脚光を浴びれないから。
だけどそれを口にすると先生が黙っていない。なのでそのお父さんは先生の前と私の前とでは明らかに態度を変えやがるのだ。
その辺りも私にしてみれば
【……は?てめぇこの野郎 ಠ_ಠ】
であった。
けどまぁ日頃は顔を合わせないし、私の人生には全く関係ない存在なのでそれほど気にはしていなかった。


が。
その大会本番の日。

私はその大会で大切な親友とその子供達と久しぶりに会った。私はもう嬉しくて幸せでハッピーだった訳だ。
主人もその子供達のことが可愛くて仕方ないのでニコニコしていた。

そんな時の子供達はやっぱりはしゃぐ。
その足が少し、本当に数回、例のお父さんの座る席の背もたれに当たった。

するとそのお父さん。
舌打ちをし、くるりと振り返って子供に何かを言った。鬱陶しそうな表情で端から見ていても確実に優しい物言いではない。
勿論小さい子ども相手に言う言葉でもなかった。偉そうに。

隣に座っていた私の親友が慌てて詫びる。

私はまず、舌打ちが気に入らなかった。
少なくとも私の知り合いだということは状況的にも必ず分かっていた筈だ。その上でその舌打ち。


…おい、おっさん!なんじゃそれ( º言º)


その後の物言いもかなり気に入らなかった。

幼い子供相手にお前、今、何て言った?( º言º)


それと共に私の隣で事の次第を見ていた主人がキレやしないかとちょっとヒヤヒヤもしていた。
主人は後で【後一回何か言いよったらゴングが鳴ったな】と呟いていた。

私も自分を抑えるのに必死だった。
今口を開いてはいけないと必死で自制する。
でも後一回何か言ったらもう我慢出来ないなと思っていた。
まさしく主人と同じだった訳だ。
そこはさすが夫婦と言えよう。
 
子ども相手に大人気ない言葉を吐いたそのお父さんは、驚くべきことにその後すぐに寝た。すぐにだぜ?寝れる?普通。

そしていよいよ我が子達が出てきて一生懸命頑張っている途中から、おもむろにお菓子を食べ始めたのだ。


いや、今、子供達は一生懸命頑張ってますけど?( º言º)
この舞台を目標に、今まで一生懸命練習してきたんですけど?( º言º)
それなのに今、お菓子食べますか?今ですか?( º言º)



それを見て、私と主人はもう呆れ果てるしかなかった。
まるで異星人を見ている気持ちになる。
無限の食欲と眠気、そして我慢出来ないアルコール。何かの病気なのか。知らんけど。


そんな人間性なので私にとってはもう生涯心底交流したくない人ランキング第1位という輝かしい成績を納められた。おめでとうと言わせて頂こう。

そしてそのお父さんの娘さん。

性格の問題で、仲間からあまり良く思われてませんからねっ( º言º)
現実をちゃんと受け止めなっ( º言º)


親が親なら子も子、なんだよっ( º言º)

馬鹿野郎がっ( º言º)



…あー、スッキリ♡
あらやだ♡ごめんなさいね♡














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# by ganbaru-okan | 2018-10-31 17:25 | 色々思う事 | Comments(4)

先週、太郎の発熱と主人の怪我に慌てたのには理由があった。

実は先週末に花子の武道の遠征があり、遠方に行かねばならなかった。その為にどうしても、いや、何がなんでも太郎はショートに行って貰わねばならなかったのだ。


太郎は学校からの電話以降目立った発熱はなかったものの、当たり前だが風邪の症状はある。元気だし食欲もあったが、やはりなんとなくしんどそうでもあった。
なのでもう《風邪は寝て治そう作戦》で数日間とにかくゆっくり寝かせた。学校も休ませ、食べたいと言えば食べさせ、眠いと言えば寝かせた。まさしく至れり尽くせりである。

動かせない予定がある時の太郎の不調だけは本当にハラハラさせられる。
《太郎も連れて行きゃーいいじゃん》
と思われるだろうが、太郎にとっては甚だ楽しくない且つ長時間静かにしていなければならない、おまけにいつものように太郎を中心にゆったりした行動は出来ないので、現実はなかなかそうもいかない。
それならば明らかに彼はショート先で楽しんでいる方がいいだろう。

そんな訳でショートに行く為の荷物の準備をしながらもまだ《大丈夫か?》とドキドキしていた。
ドキドキしながらも、いつもなら発熱時や痙攣時に使用するタイアップは1個しか持たせないのに、今回はそっと4個も入れておいた辺りに
《何かあっても直ぐには迎えに行けないんだから頑張るんだぜ。いや本気で。》
という気持ちが表れる、私の。



いざ出発の日。
朝からご機嫌の太郎。
だいぶ気分もよくなったようで、いつものように弾丸トークだ。
今日は太郎を送って主人と私と花子はそのまま出発する。

ショート先に到着し、職員さんに今回は遠方に行くので何かあっても直ぐには迎えに来れない旨をお伝えした。
まさか私がちょっとハラハラしているなど夢にも思われない職員さんはニコニコとわかりました!と返事をされた。
太郎もニコニコしている。
その太郎に
《頑張りや!》
とかけた言葉に
《いやほんまに頼むで( *ω* )頼むから熱出さんといてや( *ω* )》
と切望していた私を含めた三人の気持ちが込められていることなど全く知らない太郎は
行ってきまぁぁすっ(๑˃́ꇴ˂̀๑)
と楽しそうにエレベーターに乗り込んで行った。


やれやれヽ(;´ω`)ノ


さぁ、私達はそのまま直ぐに高速に乗る。とりあえず太郎が無事ショートに行けた安心感から車内は和やかな空気に包まれた。


が。
それから1時間後。
私の携帯が鳴る。
表示された発信元は太郎のショート先だった。


《うわっ!Σ(ŎдŎ|||)ノノ》


と私が言うと瞬時に車内に流れた緊張感。主人も花子も無言になった。
携帯はBluetoothで車と繋いであるので会話の内容は皆に聞こえる。

結局全く別の用事で、太郎は今職員さんとペラペラお喋りされてますよぉ~!と伝えられて安堵した。


いや本当にあの瞬間の緊張感ったら、皆様にお見せしたいくらいだよ(¯∇¯٥)


花子が
《太郎、本番に強いから大丈夫やって》
と言った。まぁそれもそうだな。と言うより、この状況ではそう思うしかあるまい。



太郎の頑張りのおかげで遠征も無事に終わった。

太郎を迎えに行き、職員さんから
《よく食べて、よく寝て、よぉ~~~く喋ってました》
と報告を受けた。

…でしょうね(¯∇¯٥)

太郎は職員さんに向かって
《太郎はぁ、がっこーいってきまぁぁすっ(๑˃́ꇴ˂̀๑)》
と大声で宣言している。

とにもかくにも無事に終わって何よりだ。
太郎にも、怪我をしながら長距離の運転を頑張ってくれた主人にも感謝。私もちゃんと応援した、助手席からな(≧艸≦)




それにしても久しぶりに書くブログは、何だかたどたどしい(¯∇¯٥)



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# by ganbaru-okan | 2018-10-30 18:50 | 色々思う事 | Comments(4)

禊よ、禊(¯∇¯٥)

先月、主人の大切にしている車を擦ってしまった話は書いた。
あれから時は過ぎ、無事に修理と車検を終えて車が帰ってきた時の安堵感ったら本当に言葉に言い表せない程だったよ。
自分の罪悪感もちょっと薄れたし。

それにしてもやっぱり傷のない車って本当に美しい。
特に車屋さんは車内外をピカピカにしてくれるし。
ピカピカになって返ってきた車は惚れ惚れするな。








いや実はね。








実はね






なのにまた、車、当てましたの、私(´×ω×`)



今度はもう一台の方。
長年太郎と花子を運んでくれた方の車。
バック時に壁にね、当てた訳だ。

最初に当てた車が返ってきて1週間後のことだった。


その時の私のショックは筆舌に尽くしがたい。
本当に落ち込んだし、もう運転をやめようかと真剣に悩んだ。
だけど太郎が居る以上、それは無理だ。


主人に叱られるかと思ったけれど、彼は

《別にごめんって言うことではないやん。ただ、小さな自損で済んだからいいけどもしこれが大きな事故やったら大変やろ?》
《気をつけろっていうメッセージちゃうか?》
《疲れが溜まってるんやと思う。ほんまにちょっとママが一人で過ごせる時間、作ってくれへんか?》

と静かに言われた。
人間、静かに言われる方が説得力がある。

長年運転していてこんな状態は初めてなので、主人の言うこともごもっともだと思う。

正直、2度とも車を当てた瞬間私は、考えことをしていた。心ここに在らずだったことを否定出来ない。

本当にボーッとしてるんだろうなぁ、私…。

さすがに2度目はあまりに落ち込んだので、その事実をここには書けなかったくらいだ。


なので一昨日の散々な出来事は更に私を追い詰めた。

もう本当に呪われてるんじゃないかとまで思った。



けれど。
考えようによれば、それらの出来事はある種の禊だったのだと言えないこともない。
いや、言えないこともないこともないかもしれないが。

ただ、色々な意味で何事もない日常の有り難さに改めて気付かせてくれた。
突発的な何かがなく、家族が健康でいてくれる有り難さ。

私は単純なので、ふと
《そうか、禊なのか!》
と思ったら、何だか本当にそんな気がしてきた。
単純な自分の脳ミソを褒めてやりたい。



そんな訳で禊も済んだ。
ここはもう強引に済んだことにしておく。
だから明日からは気持ちを切り替え、全開で行くぜ!

けれど禊とはいえ今回1番痛い思いをした主人にはちょっと申し訳ない気もしないでもない。
でもそれも禊だから仕方ない……のか?(¯∇¯٥)




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# by ganbaru-okan | 2018-10-25 23:55 | 色々思う事 | Comments(6)

散々な1日(ㅍ_ㅍ)

生きていると
《今日は散々な1日だったぜ(ㅍ_ㅍ)》
ということがたまにある。

昨日の私はまさしくそれだった。

まず、学校で太郎が発熱した。
私は仕事中で携帯を触れず、学校の先生が会社に連絡を入れてくれたにも関わらず伝達がうまくいかなかったのか、私がそれを知ったのは夕方だった。
その時太郎はだいぶ熱も下がり、既にデイに居た。
すぐに電話をしてデイの職員さんに謝罪したが《大丈夫ですよ。帰りはいつも通りに送りますね》と言って下さる。ありがたや( ´•̥ω•̥` )

しかしながら、ここで大問題が発覚。
太郎は痙攣持ちなメンズなので、発熱時には必ずタイアップという痙攣止めの座薬を使用している。
学校にも毎年医師の意見書を提出し、共通認識をしてもらっている。
で、一旦先生との電話を切った後、ふとタイアップが気になり再び学校に電話をし、タイアップ入れて貰ってますよね?との聞いてみた。
すると先生からの回答は
《…あ……忘れてました》
だったのだ。


は?
忘れてましたって、なに?
(ㆆ_ㆆ)


思わず
《他のことはどうでもいいから、それだけは必ずきちんと対処して貰わないと困ります》
とキレ気味に言っちゃったわ。
学校のあれこれはあまり主人に言わない私だが、その件だけは思わず報告した。それを聞いた主人が
《……忘れてましたって…。よく言えたな》
と言った。
そうだろう?それは本当にダメだ。


話は戻るが、次に太郎の件を母に知らせておこうと家に連絡を入れると
《パパ、帰ってきてはるよ》
と言われた。
何故こんな時間に?
もしかしたらこっちも発熱かっ!
とちょっと慌てて主人に電話をした。
こっちは仕事中の負傷でした(ಥ_ಥ)
痛みが酷く、まともに歩けない。
けれどもうすぐ太郎が帰宅するので私が病院に付き添うことも出来ず、痛みに顔を歪めながら一人で病院に向かった。
結果、幸いにも骨には異常がなかった。
ただやはりかなりの痛みがあるようだ。


何だかなぁと思っているところに花子が帰宅。
開口一番に
《なぁ、学校から電話あった?》
と聞いてくる。
何があったのかと聞いてみると先日の体育大会の時にこっそり持って行った例の携帯のことが先生にバレて、先生から呼び出しがあったたらしい。
何故バレたのかというと同級生のチクリだったと花子は怒っていたが
《いや、そもそもダメやと分かってて持って行ったんやから花子の自己責任やろ。そこんとこ、母は持って行く前にちゃんと言うたで?先生に叱られても、そら当たり前やしな》
と言うと
《うん、それは確かに花子が悪いもんな。でもさ、チクリとか最悪ちゃう?》
とプリプリしていた。
どこにでもいるんだよ、チクる奴って(¯∇¯٥)

その花子に《お知らせがあります》と太郎の発熱と主人の負傷の話をする。
太郎の発熱話には食いつかなかったが、主人の負傷話にはえらく食いついてきた。
《花子、パパのことも手伝うからな!》
と頼もしい発言も見られた。

そして
《それにしてもほんまに今日は散々な1日やった…》
と呟くと
《花子も呼び出しくらったし?(*≧艸≦)》
と笑う。
いや正直あんたの呼び出しなんてほんっとどうでもいい(ㅍ_ㅍ)
何なら毎日呼び出されときゃいい(ㅍ_ㅍ)


お陰様で太郎は昨夜も今日も《ちょっと平熱より高めね》くらいで治まっている。食欲もあるし、よく喋ってもいる。
そして主人も休みを貰い、昨日より痛みも少しマシなようだ。
残念ながら、致し方なく私も休みを貰った。致し方なく。

思いがけない休日。
いいんだか悪いんだか分からないが、久しぶりにゆったり過ぎる時間を味わっている。

災難は思いがけない時にやってくる。
皆様も本当に色々とお気をつけて( ´•̥ω•̥` )






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# by ganbaru-okan | 2018-10-24 12:25 | 色々思う事 | Comments(6)

衝撃の事実(ŎдŎ;)

生意気にもお洒落に目覚めつつある花子は、最近は富にあれやこれやと友達やネットから情報を仕入れているようだ。

以前までは私の好みの色(黒とか)には全く興味がなく、淡いパステルカラーが大好きだった花子。
服を買いに行っても、花子が選ぶ服は何でもかんでもパステルカラーで《どんだけ好きやねん》といつも心の中で突っ込んでいた。

花子の同級生の中には休日にはお化粧をしたり、夏休みなんかにちょっと髪を染めたりしている子もいる。
花子はお化粧はまだしないものの、本音ではやってみたい模様。
皆ちょっと背伸びしたい年齢なんだな。

そういやお化粧で思い出したが、最近の女子高校生は通学時にお化粧をするのが今や当たり前なのだろうか。
見かける子、見かける子全てがお化粧。
中には
《あんたいくらなんでもそりゃちょっとやりすぎよ(ㅍ_ㅍ)》
と思う子もいる。
情報が簡単に手に入る今という時代は《右にならえ》が更にしやすくなっているのだろう。
なにも綺麗でツルツルな10代の肌に塗り塗りしなくても…とは思うが。
もしかしたら花子も高校生になればそうなるのだろうか。
ただ、花子の場合はその前に《学校に行くのに何故化粧が必要なのかを父親に説明しなければならない》という重大セッションが待ち受けている。
重大セッションではあるものの、娘に激甘の父親はあっさりと了承する気もしないではない。
さぁどうなるのか、今から本当に楽しみでもある。


話がすっかり逸れたけど。
日頃花子が履いているズボンの丈が明らかにもう短くなっていることには気が付いていたが、何だかんだと忙しくてなかなか買いに行けなかった。
でももうあまりにも《短すぎますよね、それ》というズボンを文句も言わずに履いている花子がちょっと不憫になり、この間久しぶりに花子の服を買いに行った。

目を輝かせて服を選ぶ娘を見るのも悪くない。
花子はああでもない、こうでもないと選びに選んでいた。

でも選ぶ服を見るとモノトーンが多い。
《こっちにピンクあるで?》
と言うと
《花子さ、もう、パステルカラーはやめようかなと思って》
と言ったのでびっくりした。
《飽きた?》
と聞くとそうだと言う。

そんな花子に黒のトレーナーを見せてみると《あ♡可愛い♡》とご満悦だ。

やっと気付いたか。
黒やグレーも可愛いのよ。

その後本日の第一目標であるズボン選びに取りかかった。
花子は細いのでウエストサイズが気になり、試着室に行く花子を再度呼び止めその手に持つズボンのサイズを確かめる。


そこで衝撃の事実。




股下の長さが私と同じでした(ŎдŎ;)




勿論ウエストサイズは雲泥の差だ。
一々言わなくても当たり前か(¯∇¯٥)

いやでも試着したら裾が長すぎたわ!とかもあるやもしれぬ。

そう思っていると試着室から出てきた姿は誂えたかのように長さはピッタリ、
逆にウエストは少し弛かった。



自分の足が短いことなんて当の昔に承知している。
因みに主人は足が長い。

私と花子の現在の身長差は8センチ弱。
そこはパパの遺伝子受け継いで本当に良かったねと言うべきか(¯∇¯٥)

なかなかの衝撃だったが、私は変なプライドからか花子にそれを言わないまま会計を済ませた。

ナンだかなぁ…(¯∇¯٥)


















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# by ganbaru-okan | 2018-10-22 11:00 | 花子のこと | Comments(2)

きっといつの日にか。

久しぶりに太郎を連れての通院の日。

整形外科の受診では、半年に一度の診察前に必ずレントゲンがある。

成長と共に太郎の背骨は側彎が進行してきた。
今はもうTシャツの上からでもその湾曲がはっきりと分かる。

いつかは曲がった背骨を真っ直ぐにする為に太郎の身体にメスがいれられ、その背骨には金属が入るだろう。
でもなるべくオペは避けたい。
なるべくなら、太郎に痛い思いはさせたくない。

なので毎回、整形の受診の日はちょっと緊張しながら診察室に入る。

幸いにも今回のレントゲンでは1年前に撮影した時と側彎の角度は変わっていなかった。
ちょっとだけ、ホッとした。

けれど明らかに彼の身体は捻れが出てきた。
身体が大きくなった分だけ、どこかに歪みはくるのだ。

言われるかな、と思っていたがやはりドクターは
《レントゲンはあくまでも正面から写した写真でしかないので、身体の捻れまでは写らないし測れないです。今はオペをする・しないのギリギリのところです》
と言う。

早急にオペを、とは言われなかったがきっとその日はそんなに遠くないだろう。


今年の夏は本当に暑かった。
それに加えて精神的にも色々なことが重なったことで私は疲弊し、この先本当に季節は過ぎて行くのかと呆然としていた。

でも気が付けは秋はやってきた。

子供たちそれぞれにも少しずつ、成長という名の変化が見えてきている。

こうやって、いつの日か全てのことは思い出になるのだ。
今の私が心配するあれやこれやも、きっといつの日にかは。

診察室でドクターにご機嫌であれやこれやと話しかけている太郎を見ながら、そんなことを思った。










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# by ganbaru-okan | 2018-10-20 11:30 | 色々思う事 | Comments(2)

さて。

色々とあれなヘルパーさんが辞める話は以前書いた。
その後今の事業所の責任者の方が尽力して次の事業所を探して下さった。
とはいえ、今後は今の事業所さんと新しい事業所さんの2ヵ所で入って頂く前提での話だ。

先日、新しい事業所さんが入浴の様子を見に来られる日。
新しい事業所さんと今の事業所の責任者の方も来られる予定だ。
そしてその日は祝日で太郎は家に居た。

予定の時間の25分前にチャイムが鳴る。

何かと思えば例のちょっとアレなヘルパーさんが
《今日は太郎君、お家に居る日なので早目に来ましたー》
と呑気に言いながら入ってきた。

………はい?(ㅍ_ㅍ)

《今日は見学に来られる日でしょ?
その為に責任者の方が相手の事業所さんと待ち合わせの時間を決められたんでしょ?
なのに今から呑気に入浴したらダメなんじゃないんですか?》

と真顔で言うと
《…あぁ…。ちょっと確認します》
と言い、連絡を取り始めた。
そして
《やっぱり待ち合わせしてるみたいなんで、このまま太郎君と待ちます》
とこれまた呑気に言い放つ。


…そもそも今日の事も、全ての原因は貴方ですけど?(ㅍ_ㅍ)


で、新しい事業所さんも来られていつも通りの入浴となった。

その時の事で言いたいことは沢山あるが、その辺を語りだすと先に進めないのでそれはまたの機会にするとして。

で、その新しい事業所さん。
元気のいい体育教官みたいな男性の社長さんだった。

積極的に太郎とコミュニケーションを取ろうとされてもいたし。
太郎は太郎で、社長さんをすっかり先生だと思ったようで
《せんせー!せんせー!》
と呼んでいた(¯∇¯٥)

まぁ出だしは上々だったと言えよう。

その後、今の事業所さんから聞いたのか
《お母さんは事業所をされていたと聞きました!》
としきりに言う。そして明らかに肩に力が入っている。
まぁ、そうなるよね。
私が逆の立場なら、色々と煩そうなそんなとこに絶対行きたくない。
頼まれても嫌だ。

なので気持ちはわかる。
気持ちはわかるけれども。

別に今の私はただのパートのおばはんだし、現役で事業所やってる訳でもないし、そこまで強調して言われる事でもない。



でも、いざとなったら、色々言うけどな(ㅍ_ㅍ)
専門用語を駆使しながら、何なら各市によって違うサービスについてまでも言うけど。
勿論いざとならなかったら、当たり前だが言わない。クレーマーにはなりたくない。


で、まぁその後太郎の入浴についての話になる。

近年、日本でも福祉が充実してきている。
色々と使える制度も出来ている。

けれど、実は障害のサービスは《学生》である間と《学生が終わった後》では使える幅や緩さが色々と違う。余りおおっぴらには言われてないけど。

例えば入浴。
今の太郎に支給される時間数では週3回が限度だ。
その根本には《親が居るじゃないか》という行政側の考えがある。
《まだ学生だし、親が居るんだし、そんなに時間数はあげまへん》
ってことだ。

そもそも今、太郎に支給されている居宅介護(入浴などの身体介護)も、太郎が学生なので《支給しなければいけない理由》が明確に求められ、私は毎年自分の診断書を市に提出しなければならない。
母親の腰痛が酷いので支給時間を下さいとお願いしていることになる
いくら太郎が重度の脳性麻痺で自分では一切歩行が出来なかったにしても、明らかに大きい太郎をどうやって母一人でお風呂に入れるんでしょうかっ?と通りすがりのおじいちゃんへのクイズみたいな状況であったとしても、私が行政にお願いしなければならない。

この辺のことを各書き始めると幾らでも書ける。

なので今回はさわりだけでごめんなさいね。

そんな訳で今の太郎の入浴は週に3回プラス主人が休みの日に私と二人で入れる一回を足して4回だ。

当然のことながら、私が腰を酷くしてしまうまで太郎は毎日入浴していた。
毎日お風呂に入るのが当たり前の生活だった。

制度という税金を使わせてもらう以上、勿論折れなければいけない部分もある。
今の私が
《なにがなんでもヘルパーさんに来て貰って、太郎は毎日お風呂に入れてやるんだ!》
と頑なになっても、それは私の我が儘だ。

ただ、ヘルパーさんと入るその3回の入浴を
《3回も入れる》
と捉えるのか
《3回しか入れない》
と捉えるのかは、私の勝手だろう。

冬場はまだしも、夏の間はやっぱり汗もかくし。
それでなくても成長期の太郎は新陳代謝も盛んな訳で、入浴がない日にいくら清拭をしても臭いが出る。
それはさすがに母として、本当に切ない。


そんなことをその社長さんと話していた。
さすが情熱を持ち事業を起こした人は、熱く熱く自分の気持ちを語ってくれた。

あぁ、久しぶりに熱い人だなぁと思いながら聞いていた。

《是非ともゆっくりお母さんと色々なお話がしてみたいですっ!》

と言い残して帰られた。

いいよ、いつかゆっくり話しましょう。



でもその前に




《お客さん》と言うのはやめろ。
そこは絶対《利用者さん》もしくは《御利用者様》だろうがよっ(ㆆ_ㆆ)


…いや。
良さそうな人ではあるんだけどね。
ほんと色々難しい。




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# by ganbaru-okan | 2018-10-18 21:25 | 色々思う事 | Comments(4)